エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1211
2022.10.28 更新
文:藤田 忠/撮影:編集部・松枝 清顕
ストレージインターフェイスは、PCI Express 5.0(x4)接続×2、PCI Express 4.0(x4)接続×2の計4基を備えており、そのすべてにヒートシンクが備わっている。また、ストレージではないが、PCI Express 5.0(x4)対応スロットの反対側には、Wi-Fi増設用のM.2 E Keyソケットが備わっている。
ストレージのメインとなるM.2 SSDは、最大4基を搭載可能 |
M.2スロットの配置は、グラフィックスカード向けPCI Express 5.0(x16)スロットの下に、PCI Express 5.0(x4)接続を2基。PCI Express 4.0(x4)接続となる2基を、2本目のPCI Express 5.0(x16)の下に搭載されている。
なお、PCI Express 5.0(x4)対応スロットには独立したM.2ヒートシンクを備え、PCI Express 4.0(x4)対応スロットには、2基をまとめて冷却する横長ヒートシンクが装備されていた。
PCI Express 5.0(x4)接続に対応する2基のM.2スロットは並んで搭載されている |
PCI Express 4.0(x4)接続となる2基のM.2スロット。データストレージにも高速なPCI Express 4.0(x4) M.2 SSDを利用できる |
SATA3.0ポートは、チップセット制御の6基を搭載する。HDDや光学ドライブの接続には十分だろう |
これまでと同じく板形状のM.2ヒートシンクを採用している | 裏面には熱伝導シートが装着済み。ブルーの保護シートを剥がし、M.2 SSDに密着させて使用する |
拡張スロットは、PCI Express ×16形状のスロットを3本備え、上2本がPCI Express 5.0に対応し、x16×1本または×8×2本で使用できる。最下段の拡張スロットはPCI Express 4.0対応で×4で動作する。
PCI Express ×16形状のスロットを3本搭載する |
いずれのスロットもメタルシールドで補強されているが、PCI Express 5.0に対応する拡張スロットは、表面実装されている |
オーディオ回路は、定番オーディオチップのRealtek「ALC1220」や、回路を物理的に独立させた分離基板の「Hi-Fi Ground」、音響コンデンサ「Hi-Fi Cap」を組み合わせている。BIOSTAR VALKYRIEシリーズおなじみの設計だが、その分、安定したサウンドを聴かせてくれる。
オーディオ回路部のメタルカバーを外した状態。回路がオーディオチップやコンデンサを通っているのがわかる |
定番オーディオチップのRealtek「ALC1220」 | 基板裏面。オーディオ回路が基板レベルで、分離されている |