エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1215
2022.11.05 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは「WD_BLACK SN850X」の2TBモデル「WDS200T2X0E」を実際にPCに組み込んで、パフォーマンスをチェックしていこう。テスト環境には新世代AMD Ryzenの最上位に位置するRyzen 9 7950XをベースとしたPCを用意した。パフォーマンスは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」「CrystalDiskMark 8.0.4」「ATTO Disk Benchmark 4.01」といったストレージベンチマーク3種類と、実使用を想定したテストを行う「PCMark 10」「3DMark」の計5種類をチョイス。システムドライブには、別途1TBモデル「WDS100T2X0E」を利用している。
CrystalDiskInfoの画面。ファームウェアは10月28日時点で最新となる620311WD |
Western DigitalのストレージユーティリティのDashboard。使用容量や温度、耐久性などの情報を確認できる |
ファームウェアの更新も可能になっており、システムドライブもそのままアップデートできる | S.M.A.R.T.の診断テスト機能も備わる |
「WD_BLACK SN850X」シリーズは、前モデルSN850のゲームモードを強化した「ゲームモード 2.0」に対応しているのもトピックだ。モードを有効化することで、ゲームプレイ時のデータロードを予測、先読みしてプレイ中のロード時間を改善するほか、書き込みよりも読み込みを優先するように制御し、ゲームプレイの遅延を最小限に抑えるといった機能が提供される。SN850のゲームモードではオンとオフの切り替えのみだったが、ゲームモード 2.0では「自動」モードが追加されている。自動モードでは、あらかじめゲームデータがインストールされているフォルダを指定。指定フォルダのゲームが起動されると、自動的にゲームモード 2.0が有効になる。通常のソフトウェアと、ゲームに最適化されたモードをシームレスに切り替えて使用できるようになっている。
ゲームモード 2.0は、Dashboardから制御する。モード有効時はPCの再起動が必要になる |
自動モードでは、あらかじめ登録したゲームフォルダ内にあるゲーム起動をトリガーに、ゲームモードがオンになる |