「G272CQP」の外観チェック
基本仕様と主要機能の確認は終了。次は「G272CQP」の外観チェックを進めていこう。曲率1,000Rの湾曲液晶パネルは高いコントラスト比を実現しやすいVA方式を採用。視野角は水平垂直共に178°とIPSと同等に広く、多少の角度であれば画質の変化は感じない。
アスペクト比はフラットタイプの液晶と同じ16:9。画面に正対すると、湾曲液晶独特の包み込まれるような没入感を得ることができる。なお、サイズは27型で重量は約6.1kg。両手で抱えれば簡単に持ち上げることが可能なため、設置後の調整も容易だ。
背面側は、中央から左にかけて通気口用のスリットが斜めに配置されているほか、MSI GAMINGのエンブレムをデザイン。左下には右手を伸ばすとすぐに届く位置にあるNaviキーと電源ボタン、右側には防犯用のケンジントンロックを備える。
|
|
上部と左右が約2.2mmで非表示エリアは約6.2mm
|
フレーム下部は幅約26mmで非表示エリアが約1.0mm以下となっていた
|
|
狭額縁仕様フレームのためマルチモニターに最適。3画面を並べた際の没入感は圧倒的だ
|
映像関連のインターフェイスは3系統
重要な本体背面のインターフェイス類をチェックしておこう。映像関連のインターフェイスとして用意されているのは、DisplayPort 1.2a x1、HDMI 2.0b x2の3系統だ。リフレッシュレート165Hz(オーバークロック時170Hz)を利用する場合は1系統あるDisplayPortに接続する必要がある。そのためPCはDisplayPort、HDMIはゲーム機用といった使い方がおすすめだ。
|
左から、電源コネクタ、DisplayPort 1.2a x1、HDMI 2.0b x2、ヘッドホン出力 x1
|
各部調整機能と設置スペースを確認
実際の使い勝手に直接影響する各部の調整機能を画像で確認しておこう。高さは0~130mm、チルトは-5°~20°の範囲で調整できるが、スイベルとピボットには非対応だ(画像内の数値は実測値)。なお、背面にはVESA100に対応したネジ穴が用意されているので汎用のモニターアームを使用することも可能だ。
|
高さ調節は426mm~556mmの間で調節可能
|
|
|
チルト(上下角度調節)は-5~20°
|
「G272CQP」の外形寸法を確認しておくと、幅607mm、高さ267mm、奥行き426mmで重量が約6.1kg。湾曲パネルのため、平面パネルと異なり奥行には余裕を持たせて300mmは確保したいところ。スイベルに非対応のため、左右の角度調整はあらかじめしっかりしておこう。