エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1223
2022.12.02 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像による検証が一段落したところで、ここからは「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4」とCore i9-13900KをベースにしたPCを構築して、実際の動作を確認していこう。なおCPUクーラーは360mmラジエーターを採用するMSI「MEG CORELIQUID S360」で、グラフィックスカードにはMSI「GeForce RTX 3080 GAMING X TRIO 10G」を使用した。
Pコアが8コア、Eコアが16コアのCore i9-13900K。Pコアはハイパースレッディングに対応するため、論理プロセッサ数は32基になる |
シングルコア動作時は最高約5,800MHzまでクロックが上昇 | マルチコア動作時でも約5,500MHz前後までクロックが上昇するシーンがあった |
OSがインストールされ、ネットワークに接続されると「MSI Driver Utility Installer」が自動的に起動し、必要なドライバや「MSI Center」をインストールできる |
「MSI Driver Utility Installer」が完了したら「MSI Center」を起動して必要なユーティリティをインストールしておこう |
「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4」に実装されている制御プログラムは、MSI製マザーボードではおなじみの「Click BIOS 5」だ。マウス、キーボードどちらでも快適に操作ができるGUIを採用し、主要な設定やリアルタイムモニターを一画面で確認できるシンプルな簡易モード「EZ Mode」と、BIOS風の詳細設定ができる「Advanced Mode」の2種類のモードを搭載する。ちなみにモードは必要に応じて「F7」キー(もしくはクリック)でシームレスに切り替えることができる。
「EZ Mode」では、「GAME BOOST」やXMPプロファイルの読み込みに加えて、fTPM2.0やRAID機能などの制御も可能 |
「Fan Info」タブからはファンの回転数を調整できる | BIOSのフラッシュ機能である「M-Flash」も搭載 |
「F7」キーを押すと、中央に「MAG」のロゴが大きくデザインされた「Advanced Mode」に移行する |
「SETTINGS」タブには、システムの状態を表示する「System Status」、オンボード機能の設定をする「Advanced」、ブート関連の設定をする「Boot」、セキュリティ関連の設定をする「Security」、設定内容を保存・破棄する「Save & Exit」の5つのサブ項目が用意されている |
「Advanced」ではCPUから全てのビデオメモリにアクセスする「Re-Size BAR」の設定も可能 | ドライバを一括でインストールする「MSI Driver Utility Installer」の有効・無効も設定できる |
おそらく「Advanced Mode」で最もアクセスすることが多いであろう、チューニング関連の項目がまとめられた「OC」タブ |
オーバークロックメモリのXMPプロファイルはこちらでも設定可能 | CPUのメモリコントローラとメモリのクロック比であるGearの設定にも対応する |
「M-FLASH」タブではUSBメモリを使いBIOSのアップデートが可能 | お気に入りのチューニングができた場合は必ず「OC PROFILES」タブで設定を保存しておこう |
「HARDWARE MONITOR」タブでは、ファンの回転数を細かく制御できる | 「BETA RUNNER」タブには、MSI独自のユーティリティや試験的な機能がまとめられている |