エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1225
2022.12.06 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「GeForce RTX 4080 VERTO EPIC-X ARGB」の基本仕様から構造を理解したところで、ここからは実際にシステムに組み込んでの実動チェックを進めていこう。検証用のシステムには、8コア/16スレッドのハイエンドCPUであるCore i7-13700K、マザーボードにはASRockの「Z790 Taichi」を用意。GeForce RTX 4080に相応しい第13世代Coreプロセッサベースのハイエンドマシンを構築し、各種ベンチマークテストによる検証を行っていく。(検証:土屋 和樹)
「GeForce RTX 4080 VERTO EPIC-X ARGB」の動作状況をGPU-Zでチェック。公称クロックは2,550MHzのところ、フルロード時は最大2,790MHzまでクロックが上昇していた |
「VelocityX」ソフトウェアを使用すれば、カードのチューニングに加えてARGBイルミネーションのカスタマイズが行える |
中央のファンを中心にしたX字のラインに加え、サイドカバーにARGB LEDを搭載。マザーボード側のライティング技術と同期させることも可能だ |
まずは3Dベンチマークテストの定番「3DMark」から、最新APIのDirectX 12 Ultimateに対応した「Speed Way」を実行。そのパフォーマンスを見ていこう。
最新世代のGPU性能を検証するのに最適と謳われるテストだが、7,000オーバーのスコアをマークする良好な結果に。Founders Editionと比較検証を行った前世代のハイエンドGeForce RTX 3080 Tiは5,200ほどのスコアだったため、約36%ほど性能が向上していることになる。ベンチマーク中のフレームレートも70fps以上と有望で、最新APIの高負荷環境でも十分な実力を発揮してくれそうだ。
続いては同じく「3DMark」より、DirectX 12対応ベンチマークである「Time Spy」を実行する。なお、テストプリセットはTime SpyとTime Spy Extremeの両方を使用した。
無印テストの26436/28173というスコアは、前世代ハイエンドのGeForce RTX 3080 Tiに比べていずれも40%ほど上回る圧倒的なもの。より負荷の大きな4KテストのTime Spy Extremeでは、総合スコアで約30%、Graphics Scoreで40%以上の差を付けている。
テスト中のフレームレートをチェックしてみると、Graphics test 1においては無印テストで180fps以上、Time Spy Extremeでも約90fpsをマーク。4K解像度の高負荷環境でも快適プレイが可能な水準だ。