攻めの姿勢でターゲットを明確化、ハマるユーザーには最高のマウスになる？

プレスリリース時点では、シンプルに「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESS」の下位モデルだと考えていた「CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESS」は、いい意味で予想を裏切ってくれた。センサースペックこそ先行モデルに譲るものの、よりコンパクトなエルゴノミクス形状のフォルムに姿を変え、まったく性格の異なるモデルとして登場。その一方で充電ドックが付属しながら格安というアピールポイントは変わらず、全体的なクオリティの高さも相まって、極めてコストパフォーマンスに優れた製品に仕上がっている。

ビルドクオリティが高くスイッチやセンサーの精度も優秀、外観にもチープさはなく価格以上の出来栄え。バッテリ駆動時間は「GM41」から約1.4倍に向上するなど、新モデルならではの強化ポイントもある。リーズナブルながらコストカットの影響を感じることがない、軽量ゲーミングマウスの新しい注目モデルだ。

ただし「CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESS」を語る上で欠かせないのが、大胆に刷新されたそのフォルムだ。左右対称かつ中型サイズの「GM41」はある程度使い手を選ばない製品であったところ、エルゴ＆コンパクト路線の新モデルは、より対象ユーザーを明確にしたマウスと言える。まさに“ハマる人にとってはこれ以上なくハマる”モデルであり、「GM41」以上に熱烈なファンを生む可能性を秘めている。それだけに今後はより一層、フィット感を直に試せる店頭の展示環境が充実することに期待したい。

協力：エムエスアイコンピュータージャパン株式会社