エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1233
2022.12.26 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
ここからは、カスタマイズされた「G-Master Hydro Z790 Extreme/D5」を構成する各種パーツをチェックしていこう。まずは外観だけでなく、静音性や冷却性に影響するPCケースから見ていこう。
「G-Master Hydro」シリーズは、これまで筐体にFractal Designのミドルタワーモデル「Define S2 TG」を採用していたが、「G-Master Hydro Z790 Extreme/D5」では、より新しい「Define 7」を採用。2基のラジエーターを搭載するデュアル水冷に余裕で対応できる広い内部スペースに、優れたエアフロー、そして十分な静音性の確保と、デュアル水冷や超ド級スペックが詰め込まれる「G-Master Hydro」シリーズに理想的なPCケースになっているわけだ。
基本構成では外観が黒、内部が白で、サイドパネルがクリア仕様の強化ガラスになる「Define 7 Black/White TG Clear Tint」だが、外観内部ともに白色の”White”モデルや、静音重視サイドパネルとなる”Solid”モデルを選択できるようになっている。部屋のイメージや、好みに合わせて選べるのは、うれしいところだ。
装飾を排したミニマルデザインの「Define 7」。ツートンカラーと、サイド強化ガラスパネルの「Define 7 Black/White TG Clear Tint」を採用する |
内部スペースは広く、トップ最長420mm、フロント最長360mm、ボトム最長280mmのラジエーターを搭載できる |
「Define 7」シリーズは、トップパネルをエアフローを重視したメッシュパネルと、静音性重視パネルの2種類から選べるが、デュアル水冷仕様の「G-Master Hydro Z790 Extreme/D5」は、水冷グラフィックスカードのラジエーターをトップに装備するため、メッシュパネルが選択されている。
一方、フロントやサイドパネルには、高密度防音シートが貼り付けられ、サイコムならではのパーツ構成を含め、静音性にも十分期待することができる。
エアフローだけでなく、デザイン性も考えられたメッシュタイプのトップパネル | パネルの下には防塵フィルターを装備する |
防塵フィルターは簡単に着脱でき、240mmラジエーターに加え、排気用に140mmファンが装備されている |
フロントパネルは開閉タイプで、パネル裏面には防音シートを確認できる |
普段は見えないが、フロントはエアフローとデザイン性を備えたパネルになっている | パネルは取り外しできる。CPUクーラー用の360mmラジエーターを確認できる |
そのほか、ストレージベイは3.5/2.5インチ×3、内部2.5インチ×2を備え、データ用に大容量HDDやSSDを増設でき、BTOカスタマイズには、最大10TB HDDまで用意されている。