エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1233
2022.12.26 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
CPUパフォーマンスの次は、ゲーミングパフォーマンスを定番3Dベンチマークの「3DMark」で確認していこう。まずは次世代ベンチマークテストで、レイトレーシングやメッシュシェーダ、可変レートシェーディングなどに対応する最新API DirectX 12 Ultimateを使用する「Speed Way」を実行しよう。
最先端の機能を使った重量級のベンチマークだが、スコアは約10,000ポイント、フレームレートは約99fpsでパフォーマンスにまったく問題なしだ。実際、テスト中にカクつくようなことはなく、滑らかに実行できていた。
次はDirectX 12対応の「Time Spy」を実行していこう。テストプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を選択し、計測を行っている。
スコアは優秀のひと言で、4K解像度で実行される「Time Spy Extreme」でも、総合スコアは10,000ポイントを超える18,046ポイントを記録し、フレームレートも余裕の100fps超えを記録している。最新ゲームタイトルの4Kゲーミングを楽しめる。WQHD解像度で実行される「Time Spy」の結果も文句なしで、テスト中のフレームレートは200fpsを超えており、高解像度ゲーミング液晶ディスプレイの性能を引き出すことができる。
3DMark系ベンチマークの最後は、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」を実行していこう。テストプリセットは、フルHDの「Fire Strike」、WQHDの「Fire Strike Extreme」、4Kの「Fire Strike Ultra」を選択している。
フルHDの「Fire Strike」は総合スコアで50,000に迫り、Graphics scoreも70,000を超えている。フレームレートも最大300fpsに達するという圧倒的な結果になっている。4K解像度の「Time Spy Extreme」でも、スコアは25,000を超え、フレームレートも最大で130fpsを記録している。
各テストプリセットのスコアを、グラフィックスデータベースや、「GeForce RTX 4090 Founders Edition」の過去記事と比較すると、「G-Master Hydro Z790 Extreme/D5」は、GeForce RTX 4090のパフォーマンスを最大限に引き出せていると言える。
ゲームタイトルを使ってのパフォーマンスチェックに進んでいこう。まずは「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマークを実行しよう。グラフィックス設定は、“最高品質”を選択し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3種類で計測を行った。なお、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」から、スコア指標が見直され、“非常に快適”は15,000以上になっている。
どの解像度でも余裕で15,000スコアを超えており、平均フレームレートも4K解像度で190.47fpsと、ゲーミング液晶ディスプレイと組み合わせてのプレイも余裕で可能にするパフォーマンスとなっている。