エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1237
2023.01.03 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは定番3Dベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはレイトレーシングを使用した「Port Royal」のスコアからチェックを進めていく。
「Port Royal」では、グラフィックスカードの性能が重要になるようで、いずれもスコアは17,800前後で横並び。CPUの影響はほとんどないようだ。
続いて、レイトレーシングやメッシュシェーダ、可変レートシェーディングなどの最新API DirectX 12Ultimateに対応する最新ベンチマーク「Speed Way」の結果を確認していこう。
「Port Royal」と同様「Speed Way」でもCPUの影響はほとんどないようで、スコアはいずれも7,160前後で横並びになった。
レイトレーシングやメッシュシェーダ、可変レートシェーディングではグラフィックスカードの影響が大きく差が出なかったが、続いてはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」を選択している。
GPU向けテストながらマルチスレッドへの最適化が進んでいることもあり、Core i7-13700とCore i7-12700Kで約3~6%、Core i5-13400とCore i5-12400Fではいずれのプリセットでも約8%高いスコアを記録した。
APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらもハイエンド環境ということを考慮して、「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。
今回ベンチマークに使用したGeForce RTX 4080だと、「Fire Strike」や「Fire Strike Extreme」の負荷は軽すぎることもあり、CPUへの依存度が高くなる。そのためCore i7-13700とCore i7-12700Kでは、「Fire Strike」で約20%、「Fire Strike Extreme」でも約17%と大きな差がついた。またCore i5-13400も「Fire Strike」や「Fire Strike Extreme」では、Core i5-12400Fに対して約3%高いスコアをマークしており、動作クロックが引き上げられた効果が出ている。