エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1239
2023.01.06 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ストレージインターフェイスは、SATA3.0(6Gbps)x4に加え、PCI Express4.0(x4)接続のM.2スロットが2基用意されている。さらにCPU接続の上段のM.2スロットには、ハイエンドSSD使用時のサーマルスロットリングを解消するため、アルミニウム製ヒートシンク「M.2 Shield Frozr」を搭載する。
上段のM.2スロットにはネジの脱落防止機能「Non-Loosening Screws」を備えたアルミニウム製ヒートシンク「M.2 Shield Frozr」を搭載 |
上段のM.2スロット「M2_1」はCPU接続で、ツールレスでSSDを固定できる「EZ M.2 Clip」を実装 | 下段のM.2スロット「M2_2」はチップセット接続でSATA 3.0にも対応。なお固定用のネジは製品に付属する |
SATA 3.0は水平ポート×2、垂直ポート×2の計4ポートで、いずれもチップセット接続 |
拡張スロットの構成はPCI Express 5.0(x16)×1、PCI Express 4.0(x16形状)×1、PCI Express 3.0(x1)×1の計3本で、PCI Express 5.0(x16)にはメモリスロットと同じ配線が短い「SMTプロセス」を採用。さらに強力なはんだ接合と周囲をメタルシールドで補強した「PCIe Steel Armor」により、重量級のグラフィックスカードを安全に運用することができる。
グラフィックスカード向けスロットは従来の2倍の帯域を誇るPCI Express 5.0に対応。今後対応グラフィックスカードが登場した場合でもその性能を最大限に発揮することができる |
「MAG B760M MORTAR WIFI」に実装されているオーディオ回路はMSIおなじみの「Audio Boost」だ。メイン基板からのデジタルノイズの混入を防ぐため独立した設計で、クロストークを解消するために左右チャンネルのレイヤーも分離されている。また音響向けの高音質コンデンサを組み合わせることで、オンボードサウンドながら高品位なサウンドでゲームを楽しむことができる。
オーディオ回路に実装されている4つのコンデンサは、いずれも音響向けコンデンサを採用 |
オーディオチップは7.1ch HD出力に対応するRealtek「ALC897」 |
メイン基板からのノイズを防ぐため、オーディオ回路は完全に独立した設計になっている |
製品にはロッドタイプのワイヤレスアンテナが付属。無線LAN機能やBluetooth機能を使う場合は必ず接続しておこう |
続いてリアインターフェイスを確認していこう。ネットワークは2.5ギガビット有線LANと、Intel Wi-Fi 6E AX211モジュールによる無線LAN機能を備え、オーディオ端子は光オーディオ端子を含めて計6ポート実装。また帯域幅20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cポートも搭載し、外付けのSSDでも2,000MB/sを超える高速なデータ転送が可能だ。
リアインターフェイスには、アルミニウムヒートシンクと一体化した「Pre-Installed I/O Shield」を標準装備 |
ワイヤレスモジュールIntel Wi-Fi 6E AX211は垂直スロットに実装されている |