エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1240
2023.01.09 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
製品の概要を把握したところでTDP65Wの新型「Ryzen 7000」シリーズを画像で検証していこう。とは言え、基本的に外観のデザインは「X」型番と変わらず。ソケットはマザーボード側にピンがあるLGAタイプで、上下左右とも各2箇所ずつ欠けているユニークな形状のヒートスプレッダを採用。切り欠き部分にはサーマルペーストが蓄積する可能性があるため、気になる場合はNoctua「NA-TPG1」のようなサーマルペーストガードをあわせて購入しておこう。なおCPUクーラーは「AMD Wraith Prism」や「AMD Wraith Stealth」が付属することからも分かる通り、Socket AM4のものがそのまま流用できる。
基板表面にはキャパシタが実装されている「Ryzen 7000」シリーズ。そのキャパシタや空きパターンを避けるようにヒートスプレッダには切り欠きがデザインされている |
ヒートスプレッダと基板の間にはわずかに隙間があるため、切り欠き部分から内部にサーマルグリスが入り込まないよう注意しよう |
Socket AM5では、マザーボード側にピンがあるLGA方式に変更されたためCPUの裏面には接点がびっしりと配置されている |
今回の3モデルはヒートスプレッダの刻印から、いずれもMALAYSIAで製造されていることが分かる |