エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1243
2023.01.18 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットは最大6,000MHz動作に対応するDDR5×4を備え、容量は最大128GBを実装できる。各スロットはノイズ干渉を防ぎ信号の安定性を高めるため、表面実装技術で取り付けられている点にも注目だ。
デュアルチャネル対応のDDR5×4構成で、CPUソケット側からDDR5_A1/A2/B1/B2の順に並んでいる。XMPプロファイルをサポートしており、容易にOCメモリがもつスペックを引き出すことが可能だ |
M.2スロットは、ストレージ用に2基、Wi-Fiモジュール増設用に1基を搭載している |
ストレージはPCI Express 4.0(x4)接続に対応するM.2スロットを2基搭載。その内の最上段のスロットには、サーマルスロットリングを防ぐ専用ヒートシンクが標準装備されている。さらにSATA3.0(6Gbps)ポートも6基を備え、MicroATXモデルながら十分なストレージを搭載可能だ。
最上段のM.2スロットがCPU直結の「M2M_CPU」。フォームファクタはM.2 2280をサポートし、専用ヒートシンクを標準装備している |
チップセット接続の「M2M_SB」は、フォームファクタがM.2 2242/2260/2280/22110をサポート。そのすぐ下には、M.2 2230フォームファクタに対応するWi-Fi増設用のE Keyスロットが搭載されている |
SATA3.0ポートは2ヶ所に分かれて6ポートを搭載。それぞれコネクタの水平垂直の向きも異なっている |
続いて拡張スロットをチェックしていこう。MicroATXモデルのためスロット数は少ないが、PCI Express 5.0(x16)×1、PCI Express 4.0(x4/x16形状)×1、PCI Express 3.0(x1)×1と、十分な構成のスロットが揃っている。
グラフィックスカード用のPCI Express 5.0(x16)スロットは、重量級カードを組み込んだ際に破断を防ぐメタルシールドの「Iron Slot」仕様。さらに配線が短く信号処理に有利な表面実装技術で取り付けられている。PCI Express 4.0(x4/x16形状)スロットもはんだ接点が強化されており、いずれも耐久性がしっかり確保されている点は好印象だ。
拡張スロットは合計3スロットを搭載。MicroATXモデルとしては一般的かつ十分な数を備えていると言える |
グラフィックスカード用スロットは、メタルシールドの「Iron Slot」で保護。信号伝達に有利な表面実装で取り付けられている | 最下段のPCI Express 4.0(x4/x16形状)スロットもまた、はんだ接点を強化した仕様。そのすぐ上にはWi-Fiモジュール用M.2スロットが並んでいる |