エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1243
2023.01.18 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
続いて組み込みの際に重要になってくる、ファンコネクタおよびLEDピンヘッダのレイアウトもチェックしておきたい。
ファンコネクタの配置(CPUファン:オレンジ/ケースファン:赤) |
まずはファンコネクタの配置から見ていこう。CPUソケット上部およびメモリスロットのすぐ隣に搭載されているのは、CPUクーラー用の「CPU_FAN」と「CPU_OPT」の2基。その内の「CPU_OPT」は水冷ポンプを接続することも想定されている。
汎用のケースファン用には、ボード下部に「SYS_FAN1/2/3」の3基を集中して搭載。フロント側コネクタ用には、ボード向かって右側に「SYS_FAN4」を備えている。MicroATXモデルとしては十分なコネクタ数だろう。
CPUクーラー向けのファンコネクタは、メモリスロット脇に2基実装。クーラー向けの「CPU_FAN」と、主に水冷ポンプ向けを想定した「CPU_OPT」だ |
「SYS_FAN1/2/3」は、ボード下部に3基並んで実装されている | フロント側の冷却ファンを接続することになる「SYS_FAN4」 |
ARGB LED/RGB LEDピンヘッダ配置(ARGB:緑/RGB:青) |
続いてLEDピンヘッダだが、これは分かりやすい。合計3基がボード右上に集中して配置されている。右から2基はARGB LEDに対応した5V/3pin仕様の「5V_LED1/2」で、左端は12V/4pinのRGB LEDピンヘッダ「12V_LED」だ。少ないピンヘッダを集中配置するあたり、フロント・トップ側に組み込むRGBファンとの接続を想定しているようだ。
ボード右上のエリアに3基が並ぶLEDピンヘッダ。右2基が5V駆動のARGBに対応している |
最後は基板上の各種コネクタやチップ関連をまとめてチェックし、画像セッションを締めくくろう。
シルバーの大型ヒートシンク付近には、電源回路やUSBなどのコントローラが実装されている |
USB 3.1 Gen2コントローラGenesys「GL3590」 | USB 3.1 Gen1コントローラASMedia「ASM1042」 |
SATA3.0コントローラASMedia「ASM1061」 | I/OコントローラITE「IT8625E」 |
Winbond製のBIOS ROM「W25Q257JV」 | チップセットの左下には、起動しない際にポスト状況を把握できる「Debug LED」が実装されている |
メイン電源コネクタのATX24pin | 補助電源コネクタは8pin×1を備える |