エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1244
2023.01.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
これまでの「NITRO+」シリーズのエッジ効いたメカニカルなデザインから、なだらかな曲線を描くデザインへと変更されている |
製品の概要を把握したところで、ここからは「NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB」をパッケージから取り出し、画像によるチェックを進めていこう。3基のデュアルボールベアリングファンや、分厚いヒートシンクで構成される冷却システム「Tri-Xクーリング」を搭載するため、カードサイズは長さ320mm、幅135.75mm、厚さ71.1mm、専有スロットは3.5スロットとされ、イマドキのハイエンドグラフィックスカードらしくその体躯はかなり大柄。重量も実測で1,947gもあることから、水平設置をする場合には、必ず付属のVGAサポーターを併用するようにしよう。
またカードの外観はこれまでのメカニカルなエッジの効いたデザインから、なだらかな曲線を描くシンプルなものへと変更。さらにクーラーカバーやバックプレートのカラーはグレーで統一され、エレガントで高級感のある仕上がりになっている。
つや消しグレーのクーラーカバーには3基のデュアルボールベアリングファンを搭載。冷却ファンはSAPPHIREおなじみの「Fan Quick Connect」に対応するため、万が一故障した場合も簡単に交換できる |
冷却ファンのサイズは実測95mmで、外周のリングと2段階の角度調整されたブレード「Angular Velocity Fan Blade」により、従来に比べて静圧は最大44%、風量は19%向上しているという |
両サイドには「TriXX」ユーティリティや、マザーボードのイルミネーション機能でカラーや発光パターンを調整できる「Dual ARGB Light Bar」を備える |
バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x16) |
基板の裏面には、基板の歪みを抑えるとともに、背面から熱源を冷やす効果もあるメタルバックプレートを実装 |
ベースプレート部分には、GPUコアとの密着を高めるためリテンションを実装 | 先端部分を吹き抜け構造にすることで、リアファンへのエアフローを構築している |
「Primary Setting」と「Secondary Setting」を切り替えることができる「BIOS Switch」 | GPU負荷に合わせてファン回転数を制御できるファンコネクタや、マザーボードのアドレサブルRGB LEDと連携するための5V/3pinコネクタを搭載 |
補助電源コネクタは8pin×3 | カードの先端部分はメタルフレームから伸びるカバーとクーラーカバーによって覆われている |
ディスプレイ出力はHDMI×2、DisplayPort×2で、リファレンスモデルで用意されていたUSB Type-Cは非搭載 |