エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1244
2023.01.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。こちらはプリセットが用意されていないため、画質設定はできる限り高品質な設定にして、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類を選択。144Hzのフレームレート制限は解除し、「トレーニング」を1分間周回したときのスコアを「CapFrameX」で計測している。
PrimaryのフルHD解像度やWQHD解像度では最大フレームレート300fpsの制限によりスコアが頭打ちになる圧巻の結果。4K解像度でも200fpsを超え、ASUS「ROG Strix XG32UQ」やアイ・オー・データ「LCD-GCU271HXAB」のような4K/160Hzのハイエンドディスプレイとの組み合わせでもその性能を存分に引き出すことができる。またWQHD解像度では約5%、4K解像度では約9%もPrimaryがSecondaryを上回り、オーバークロックの効果が高いのもの特徴だ。
同じく人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」でもフレームレートを確認しておこう。画質設定はレンダリングモードを“DirectX 12”、グラフィッククオリティを“最高”にした状態と、レンダリングモード“パフォーマンス-低グラフィック忠実度”の2種類で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットを選択。なおテスト条件を同じにするためリプレイ機能を使い、フレームレートは「CapFrameX」で計測している。
「NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB」なら4K解像度の最高画質でも60fpsに迫るフレームレートを実現。さらにWQHDやフルHD解像度なら60fpsを大きく上回り、最高画質でも快適にゲームを楽しめる。そして競技向けの“パフォーマンス-低グラフィック忠実度”では、4K解像度でも390fps、WQHDやフルHD解像度では400fpsを超え、現行最速の液晶ディスプレイとの組み合わせでも全く問題ないフレームレートを叩き出している。
続いては、軽めのFPSタイトル「VALORANT」を動かしてみる。フレームレート制限をオフにした状態で画質は可能な限りの高品質な設定を選択。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、フレームレートは「CapFrameX」を使い計測している。
「フォートナイト」の“パフォーマンス-低グラフィック忠実度”と同じく、いずれの解像度でも現行最速の液晶ディスプレイの性能を最大限に引き出すことができるフレームレートを記録している。またフルHD解像度では、PrimaryとSecondaryで約10%の差がついており、オーバークロックによってフレームレートを底上げすることができている。
ゲーム系ベンチマークのラストはオープンワールド型アクションゲーム「Watch Dogs Legion」のベンチマークスコアを確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類。グラフィック品質は「最高」で、レイトレの反射効果を「最大」にした状態でも計測を実施した。
レイトレーシングを無効にした状態では、フルHDやWQHD解像度では完全にスコアが頭打ち、4K解像度でも100fpsを超え、最高画質でも快適にゲームを楽しむことができる。またレイトレーシングを有効にした場合でもWQHD解像度までなら動作に全く問題なし。ただし4K解像度では40fps強までスコアが落ち込むことから、多少画質を調整したほうがいいだろう。
また全ての設定でPrimaryがSecondaryを上回るフレームレートを記録している。特に4K解像度や、レイトレーシングを有効にした状態では約5%の差がつき、やはり処理の重い環境ではオーバークロックの効果が大きくなるようだ。