エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1246
2023.01.25 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
主要機能の確認に続き外観チェックを進めていこう。曲率1,500Rの湾曲液晶パネルは高いコントラスト比を実現しやすいVA方式を採用。アスペクト比はフラットタイプの液晶と同じ16:9で、湾曲液晶独特の没入感を得ることができる。そのほか、視野角は水平垂直共に178°とIPSと同等に広く、多少左右にずれても画質の変化は感じない。なお、重量は約3.3kgと軽量なため、設置後のポジション調整は容易だ。
背面側は、スリットが斜めに配置されているほか、MSI GAMINGのエンブレムがさりげなく入れられたシンプルなデザイン。左下には右手を伸ばすとすぐに届く位置にあるNaviキーと電源ボタンを備える。
上部と左右が約2.4mmで非表示エリアは約6.0mm | フレーム下部は幅約16.5mmで非表示エリアが2.0mm |
台座部分は3又で安定感のある作り。アーム部分にはケーブル類をまとめて通せる穴が設けられている |
重要な本体背面のインターフェイス類をチェックしておこう。映像関連のインターフェイスとして用意されているのは、DisplayPort 1.2a x1、HDMI 2.0b x2の3系統だ。リフレッシュレート165Hz(オーバークロック時170Hz)を利用する場合は1系統あるDisplayPortに接続する必要がある。そのためPCはDisplayPort、HDMIはゲーム機用といった使い方がおすすめだ。
左から、HDMI 2.0b x2、DisplayPort 1.2a x1、ヘッドホン出力 x1、電源コネクタ |
調整機能は上下角度調節のチルトのみとシンプルな構造だ。可動範囲は-5°~20°で調整できる。高さのほか、スイベルやピボットには非対応と割りきった仕様ながら、背面にはVESA75に対応したネジ穴が用意されている。高さや左右の調節が必要な場合には、汎用のモニターアームを使用することで調整機能の少なさをカバーしよう。
チルト(上下角度調節)は-5~20° |
「G242C」の外形寸法は、幅537.4mm、高さ414.7mm、奥行き215.6mm。湾曲パネルのため、平面パネルと異なり奥行はやや余裕を持たせて確保したいところ。なお、前述のようにチルト以外の調整機構を持たないため、最初の設置作業はしっかりしておこう。