エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1250
2023.02.02 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いてPCを組み立てる際の配線に重要な、ファンコネクタやLEDピンヘッダのレイアウトもチェックしておこう。
4pinファンコネクタはCPUクーラー向け「CPU_FAN」「CPU_OPT」と、ケースファン向け「SYS_FAN1~4」の計6基搭載 |
基板右上のCPUクーラー向け「CPU_FAN」「CPU_OPT」。「CPU_OPT」はグレーに色分けされているので間違えることはないだろう | 右上部分にはケースファン向けの「SYS_FAN4」も搭載 |
基板右下には「SYS_FAN3」を実装 | 「SYS_FAN1/2」は基板の左下にまとめられている |
計6基のファンは「VALKYRIE AURORA Utility」や「UEFI BIOS」に実装されている「A.I.ファン」で制御できる |
ファンコネクタはCPUクーラー向け「CPU_FAN」「CPU_OPT」は基板右上に、ケースファン向け「SYS_FAN」は基板の右上と右下に各1基、左下に2基実装されている。ハイエンドモデルにしてはやや少なめだが、最近はPCケース自体にファンハブを備えたものも多いことから困ることは無いだろう。また「VALKYRIE AURORA Utility」や「UEFI BIOS」には、直感的な操作でファンの回転数を調整できるユーティリティ「A.I.ファン」が用意されている。
LEDピンヘッダは12V/4pin×1、5V/3pin×2の計3基。いずれも基板右上にまとめられている |
LEDを制御する「Vivid LED DJ」も「VALKYRIE AURORA Utility」や「UEFI BIOS」に実装されている |
LEDピンヘッダは12V/4pinのRGB LEDピンヘッダ「12V_LED」と、ARGB LEDに対応した5V/3pinの「5V_LED1/2」で、いずれも基板右上にまとめられている。
画像セッションのラストは、ここまで紹介できなかった各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
リアインターフェイス部分には、USBハブなど各種コントローラを実装。またバックアップ用電池のソケットや、リアインターフェイスカバー用のLED端子も用意されている |
メインのATX 24pinコネクタにも堅牢な「Tough Power Connectors」を採用 | フロントパネル用のUSB Type-Cコネクタも帯域幅20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cに対応 |
UEFI BIOSの設定を初期化できる「CLR_CMOS」ボタン | 2基のBIOS ROMは「BIOS_SW1」で切替可能。また使用しているROMはLEDで確認できる |
ポストコードを確認できる「BIOS POST Code Indicator」。表示内容はマニュアルのChapter 4.3で確認できる | 基板の上には、動作チェックに便利な電源ボタン「SW_PWR」とリセットボタン「SW_RST」も実装 |
ネットワークコントローラは2.5ギガビットLAN対応のIntel I226-V(Spec Code:SRKTV) | 上段と中段のPCI Express 5.0(x16)スロット間にはPhison製リピータIC「PS7101」を搭載 |
I/OコントローラITE「IT8625E」 | PCI Express 3.0スイッチチップASMedia「ASM1480」 |
基板の裏面にはバックプレートを実装。発熱の多い電源回路にはサーマルパッドが貼り付けられ、裏面からも放熱する仕組み |