エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1254
2023.02.11 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、PCを実際に組み立てる際に重要になるファンコネクタやLEDピンヘッダのレイアウトをチェックしていこう。
マニュアル記載のマザーボードレイアウト図。④が4pinファンコネクタで、CPUクーラー向けは紫枠、ケースファン向けは青枠で囲ってある |
CPUソケットの右上にはCPUクーラーのファンを最短で接続できるよう「CPU_FAN」「CPU_OPT」「AIO_PUMP」の3基のファンコネクタを実装 |
ケースファン用の「CHA_FAN」は基板の中央左に「CHA_FAN1」、右に「CHA_FAN2」、下中央に「CHA_FAN3」、右に「CHA_FAN4」の計4基搭載 |
接続したファンの回転数は「Fan Xpert 4」ユーティリティで制御できる |
ファン用4pinコネクタは、CPUクーラー用(CPU_FAN、CPU_OPT、AIO_PUMP)が3基、ケースファン用(CHA_FAN1~4)が4基の計7基用意されている。出力はいずれも12W/1A、制御方法は標準で「AIO_PUMP」が「フルスピード」、それ以外は「Q-Fan Control」に設定されている。ちなみに「CPU_FAN」と「CPU_OPT」はコントロールが共有されているため、「CPU_OPT」単体で制御することはできなかった。
マニュアル記載のマザーボードレイアウト図。⑪が5V/3pinに対応する「ADD_GEN2」、⑫が12V/4pinに対応する「RGB_HEADER」 |
「ADD_GEN2」は基板右上に2基、基板下中央に1基の計3基。「RGB_HEADER」は基板下中央に1基のみ |
「AURA Sync」では、ピンヘッダに接続したデバイスの他、対応グラフィックスカードやオールインワン型水冷ユニット、メモリなどのイルミネーションもまとめて制御できる |
基板上にイルミネーション機能を搭載していない「TUF GAMING B650-PLUS WIFI」だが、LEDピンヘッダはアドレサブルRGB LEDに対応する5V/3pinが「ADD_GEN2_1」~「ADD_GEN2_3」の3基、RGB LEDに対応する12V/4pinが「RGB_HEADER」の計4基搭載。さらに対応グラフィックスカードやメモリのイルミネーションもまとめて「AURA Sync」を使い制御することができる。
画像セッションのラストは、基板上の各所に実装された各種チップやコネクタをまとめてチェックしていこう。
メイン電源コネクタのATX 24pin | 2.5ギガビットLANチップRealtek「RTL8125BG」 |
「AURA Sync」を制御するマイクロコントローラはSATAコネクタ脇に実装 | PCI Express 5.0(x4)に対応するスイッチチップPhison「PS7101」 |
I/OコントローラNuvoton「NCT6799D-R」 | BIOS Flashback用のコントローラとBIOS ROM |
基板裏面には六角形の模様がシルク印刷されている |