エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1254
2023.02.11 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像によるチェックが一通り完了したところで、ここからはASUS「TUF GAMING B650-PLUS WIFI」をベースにPCを構築し、実動チェックを進めていく。CPUは12コア/24スレッドのハイエンドモデルRyzen 9 7900X、メモリにはIntel XMP 3.0に対応するKLEVV「CRAS XR5 RGB DDR5」シリーズの6,200MHzモデル「KD5AGUA80-62E400S」を使用し、オーバークロックメモリの動作についても確認してみることにした。
Ryzen 9 7900XではSimultaneous MultiThreading(SMT)機能に対応するため、OSからは24基の論理プロセッサを認識する |
シングルスレッド処理時はおおむね5,500MHzで動作。瞬間的には5,600MHzまでクロックが上昇した | マルチスレッド処理時でもすべてのコアが5,100~5,200MHzで動作する |
OSをインストールして、ネットワークに接続されると自動的に「Armoury Crate」のインストーラーが起動する |
ウィザード形式でインストールされるため特に戸惑うことはないだろう |
「Armoury Crate」のインストールが完了したら、「ツール」タブから必要なドライバやユーティリティをまとめてインストールしておこう。 |
ASUS「TUF GAMING B650-PLUS WIFI」に実装されている制御プログラムは、マウス、キーボードいずれでも軽快に操作できるグラフィカルなユーザーインターフェイスを採用する「UEFI BIOS Utility」だ。主要な設定に1画面でアクセスできる簡易モード「EZ Mode」と、詳細設定ができる「Advanced Mode」の2種類のモードを備え、必要に応じてシームレスに切り替えることができる。なお各項目や設定値はバージョンによって異なる可能性がある。
「UEFI BIOS Utility」を起動すると、まずは主要な設定に1画面でアクセスできる「EZ Mode」が表示される。こちらではメモリプロファイルの読み込みや、簡易的なチューニング機能などにもアクセスできる |
ファンコネクタごとに回転数を調整するファンコントロール機能「Q-Fan Control」も搭載 | 上部メニューからはAURA機能の有効・無効や、Re-Size BAR機能の有効・無効を設定可能 |
「F7」キーを押すとシームレスに「Advanced Mode」に切り替わる。「Main」タブではBIOSのバージョンや搭載CPU、メモリ容量の他、システム言語などの設定が可能 |
チューニング関連の項目がまとめられた「AI Tweaker」タブ。AMD B650はオーバークロック機能に対応するため、各種電圧設定やメモリ関連の設定まで、多数の項目が用意されている |
マザーボードに実装されている機能の設定をする「Advanced」タブ。Windows 11のインストールに必要な「TPM 2.0」はあらかじめ有効化されていた |
「Monitor」タブでは、システムの情報をリアルタイムに監視できる他、ファンのコントロールも可能 |
ブートドライブや、Secure Bootなどシステムの起動時の設定を行う「Boot」タブ | BIOSフラッシュユーティリティ「EZ Flash 3」や「Armoury Crate」などASUS独自機能がまとめられた「Tool」タブ |
「Tool」タブには、プロファイルのセーブ・ロード機能も搭載 | 「Exit」タブでは、設定内容の保存や初期化などができる |