エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1255
2023.02.16 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
「Air Cooling」の設定では、「SE-224-XTS」の冷却性能にまだ余力が残されていることから、続いてPL1が180Wに引き上げられる「120~140mm Liquid Cooler」の設定でも確認していこう。
UEFIの「CPU Cooler Type」から「120~140mm Liquid Cooler」を選択した状態でも計測を行った |
「CPU Cooler Type」から「120~140mm Liquid Cooler」を選択すると、PL2は変わらないが、PL1は180Wに引き上げられていた |
テスト開始直後約1分間の挙動は「Air Cooling」と同じだが、その後のPackage Powerはいずれのストレステストでも180Wへと約55W上昇。それに伴い動作クロックもPコアが4.6GHz→5.0GHz前後、Eコアが3.5GHz→3.9GHz前後へと引き上げられている。
そしてCPU温度は「OCCT 11.0.20」がおおむね85~90℃、「CINEBENCH R23」が95℃前後で推移する。CPU拡張命令を多用する処理を長時間行う場合はPL1=180Wが「SE-224-XTS」にとってちょうどいい設定と言えるだろう。
ファンの回転数やノイズレベルについては「Air Cooling」の「CINEBENCH R23」の挙動と同じで、回転数は1,550rpm前後、ノイズレベルは43dBA前後でフラットなグラフになった。