エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1255
2023.02.16 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
Intel LGA1700環境でのテストが一段落したところで、続いてAMD Socket AM5の環境でもチェックしていこう。まずはTDP65WのRyzen 7 7700からだ。なおストレステストや騒音値の計測はIntel LGA1700のテストと同じ条件で、CPUの温度はCPU (Tctl/Tdie) の数値を採用している。
TDP65WのRyzen 7 7700の「Ryzen Master」の結果。ブースト時のリミット上限であるPPTは88Wに設定されていた |
PPTが88Wに設定されているRyzen 7 7700。いずれのストレステストでもPackage Powerは90W弱までしか上がらないため、CPU温度は70℃前後で頭打ちになる。ちなみにCPUのクロックは「OCCT 11.0.20」で5.1GHz前後、「CINEBENCH R23」でも4.95GHz前後まで上昇しており、ブースト機能もしっかりと動作していることが確認できた。
またファンの回転数は「CINEBENCH R23」ではほぼ1,050rpmでフラットなグラフ。「OCCT 11.0.20」では突発的に1,200rpm前後まで上がることはあるが、こちらもおおむね1,050rpm以下に収まり、ノイズレベルも30dBA前半にとどまる。バラック状態でもファンのノイズはほとんど聞こえないことから、「SE-224-XTS」とRyzen 7 7700を組み合わせることで、静音性に優れたPCを構築することができるだろう。