エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1261
2023.03.04 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
クーラーを引き剥がした基板の方もチェックしておこう。ミドルレンジ向けGPUに大型の3連ファンクーラーを組み合わせたカードということもあり、その基板は実装密度にかなりの余裕があることが見て取れる。電源回路は合計10フェーズ構成の堅牢な設計を採用。オーバークロックによる高負荷での安定動作を支えている。
クーラーの巨大さに合わせるように、大型のオリジナル基板が採用されている。実測での基板サイズは幅260mm、高さ127mmだった |
CUDAコア4,864基で構成される、AmpereアーキテクチャのミドルレンジGPU「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載。8nmプロセスの「GA104」コアが採用されている |
メモリチップはMicron製のGDDR6X 1GBを8枚実装。合計で8GBのビデオメモリを構成している |
合計10フェーズを搭載する電源回路。コンデンサには固体電解コンデンサが採用されている | カード先端側に実装されていた、RGB LED制御用と思われるITE製コントローラ「8295FN-56A」 |
補助電源コネクタ側にはヒューズも実装されていた | 基板裏面に取り付けられていたメタルバックプレート。熱源とはサーマルパッドを介して接触、放熱を助けている |
基板の裏面をチェック。GPU裏面には複数のタンタルコンデンサ、電源回路側にはコントローラが実装されている |