エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1261
2023.03.04 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲーミングシーンを想定し、ゲーム系ベンチマークや実際のプレイを通じた検証を進めていく。まずは人気MMO RPGの最新バージョン「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークを動作させてみよう。グラフィックス設定は“最高品質”で、解像度は1,920×1,080ドット/2,560×1,440ドット/3,840×2,160ドットの3パターンを選択している。
フルHDとWQHDで“非常に快適”の水準を余裕でクリア。WQHDでも平均フレームレート140fps超を叩き出しており、高リフレッシュレートのゲーミング液晶を組み合わせたプレイを楽しみたい。4Kも性能指標こそ“とても快適”の範囲ながら、平均約75fpsが出ていることから、レイドなど特定シーンを除けば快適なプレイが期待できそうだ。
次はモンスターハンターシリーズ最新作の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」をプレイし、その際の挙動を確認する。グラフィックス設定は可能な限り高画質になるように設定し、解像度は1,920×1,080ドット/2,560×1,440ドット/3,840×2,160ドットの3パターンにセット、ゲーム内のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
フルHD環境は当然ながら、WQHDでもリフレッシュレート165Hzクラスのゲーミング液晶を組み合わせたい滑らかさを実現。このあたりは、Nintendo Switch版では味わえないPC版ならではの快適さだ。4K解像度設定でも平均80fpsに迫るフレームレートを叩き出しており、可能な限り高解像度な環境でプレイしたい。
引き続きバトルロイヤル系ゲームを利用した検証を進めていこう。まずはトップクラスの人気タイトルである「フォートナイト」だ。レンダリングモードを“DIRECTX 12”かつグラフィックスクオリティを“最高”にした画質重視の設定と、レンダリングモードを“パフォーマンス・低グラフィックス”に設定した競技向けのモードを選択。解像度は1,920×1,080ドット/2,560×1,440ドット/3,840×2,160ドットの3パターンで、リプレイ機能によるフレームレートを「CapFrameX」で計測している。
「フォートナイト」は度重なるアップデートにより、それなりにGPUパワーが必要なゲームになっている。DirectX 12環境の最高画質設定では、フルHDでようやく平均50fpsを超える程度。フレームレートを稼ぎたいバトルロイヤル系タイトルとしては物足りないため、画質の調整は必須と言えそうだ。
そこでパフォーマンス重視の設定に切り替えると、WQHD解像度でも現行最速のゲーミング液晶が活かせるフレームレートをマーク。競技性を重視する向きにも、設定の見直しで最高レベルのプレイ水準にカスタマイズすることができる。