エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1267
2023.03.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、PCを組み立てる際の利便性に影響するファンコネクタとLEDコネクタのレイアウトを確認していこう。
ファンコネクタのレイアウト。赤枠が「CPU_FAN」、オレンジ枠が「CPU_FAN/WP」、青枠が「CHA FAN/WP」 |
基板右上にはCPUクーラーやウォーターポンプ用の「CPU_FAN1」「CPU_FAN2/WP」を搭載 | 基板右下に配置された「CHA_FAN4/WP」 |
基板下の中央には「CHA_FAN2/WP」と「CHA_FAN3/WP」が並んで配置されている | ケースのリアファンの接続に便利な「CHA_FAN1/WP」 |
ファンの回転数は「FAN-Tastic Tuning」でコネクタごとに設定可能 |
ファンコネクタは、CPUクーラー用「CPU_FAN1」、水冷ユニットのウォーターポンプなどに便利な「CPU_FAN2/WP」に加え、ケースファン用が「CHA_FAN1/WP」~「CHA_FAN4/WP」の計6基で、いずれも「FAN-Tastic Tuning」を使えば個別に回転数を制御することができる。またコネクタの配置もCPUクーラー向けの2基は右上、ケースファン用のコネクタは、中段の左、下段の中央、下段の右とバランスよく配置されている。
LEDコネクタのレイアウト。紫枠が「アドレサブルRGB LED」、グレー枠が「CHA FAN/RGB LED」 |
アドレサブルRGB LEDの5V/3pinとRGB LEDの12V/4pinコネクタは、間違って挿さないようグレーとホワイトに色分けされている |
接続したデバイスのイルミネーションは「Polychrome Sync」で設定できる |
LEDコネクタはアドレサブルRGBに対応する5V/3pinピンヘッダ「ADDR_LED」が、基板右上に2基、基板左下に1基、RGBに対応する12V/4pinピンヘッダ「RGB_LED」が基板左下に1基用意されている。いずれもデイジーチェーン接続に対応していること。またイルミネーションの制御にケーブル接続が不要なものが増えていることから、不足することはないだろう。
画像セッションのラストはここまでに紹介できなかった各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
メイン電源コネクタATX 24pin | フロントパネル用のUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cコネクタも実装されている |
I/OコントローラNuvoton「NCT6686D」 | 「BIOS Flashback」用のコントローラチップ |
ブート時の異常を視覚的に確認できる「ポストステータスチェッカー」 | USBピンヘッダは、USB 3.2 Gen 2×2 Type-C×1の他、USB 3.2 Gen 1×2(4ポート分)、USB 2.0×2(4ポート分)を搭載 |
基板にはサーバーグレードの8層PCBを採用。またPCI Express 5.0(x16)スロットやDDR5メモリスロット部分には半田パターンが無く表面実装であることが確認できる |
CPUソケットの裏側には、MLCCを多数実装するため特注のメタルバックプレートを標準装備 |