エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1268
2023.03.22 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、2,560×1,440ドット(WQHD)、3,840×2,160ドット(4K)の3種類で計測を⾏っている。
「暁月のフィナーレ」になって指標が厳しくなった「ファイナルファンタジーXIV」だが、いずれの解像度でも最高判定“非常に快適”の目安となる15,000を超え、大規模なレイド戦でも最高画質で楽しめる。さらにWQHD解像度やフルHD解像度では、高リフレッシュレートな液晶ディスプレイとの組み合わせでもその性能を存分に引き出すことができるだろう。
続いて、同じくスクウェア・エニックスの大作RPG「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークテストをチェックしていこう。グラフィックス設定は“⾼品質”で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類。なお3,840×2,160ドットでは、DLSSを有効にした状態でも計測を実施している。
フルHD解像度やWQHD解像度では最高判定“非常に快適”の目安となる12,000を大きく上回り、美しい映像でゲームを楽しめる。また4K解像度では判定が上から2番目の“とても快適”に落ち込むが、DLSSを有効にすることで45%以上もスコアが改善し、判定も“非常に快適”まで引き上げることができる。正直“とても快適”でもベンチマークテスト中にコマ落ちや引っかかる様子はなかったが、少しでもフレームレートを稼ぎたい場合にはDLSSの使用を検討するといいだろう。
人気タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果も確認しておこう。APIはVulkan、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、総合品質は“最高”を選択した。なお計測にはゲーム内ベンチマークテストを使用している。
比較的軽いゲームと言うことで4K解像度でも平均フレームレートは487fps、WQHD解像度以下では500fpsを超え、現行最高峰のリフレッシュレートを誇るゲーミング液晶ディスプレイを組み合わせた場合でも性能が不足することはないだろう。
続いて、同じタクティカルシューターゲームながらより処理が重い「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のベンチマーク結果も確認しておこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類、総合品質は“最高”を選択し、計測にはゲーム内ベンチマークテストを使用している。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」に比べるとフレームレートは低下しているが、それでも4K解像度で141fps、WQHD解像度で265fps、フルHD解像度では379fpsに達し、すべての解像度で画質設定を妥協することなく、高リフレッシュレートな環境でゲームを楽しめる。
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、画質設定はできる限り高品質になるよう設定し、フレームレートの制限は解除している。なお解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、フレームレートの計測にはCapFremeXを使用している。
スコアの傾向は「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」に近く、フルHD解像度やWQHD解像度なら200Hzを超える超高速リフレッシュレートの液晶ディスプレイを組み合わせたい。また4K解像度でも平均フレームレートは150fpsを超えており、今回使用している「Optix MAG281URF」のような144Hzクラスの高リフレッシュレートモデルがオススメだ。