エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1269
2023.03.25 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
4箇所のネジを取り外し、内部構造にアクセス。冷却ファンはくの字型のトップフレームに取り付けられていた |
サイドプラグイン方式を採用する「RM1200x Shift」は、その内部も特殊な構造になっていた。モジュラー基板がサイドに配置されている関係で、ちょうど通常の電源ユニットの内部を90°回転させたような変則レイアウトだ。他にはないアプローチとあって、その設計にも試行錯誤の跡がうかがえる。
奥行き180mmの筐体をしっかり活用、高耐久コンポーネントを詰め込んだ「RM1200x Shift」の内部構造。奥側のサイドパネル側にモジュラー基板が搭載されている |
高周波ノイズや突入電流を防ぐEMC/EMIフィルターを備えた入力部 | 入力回路に隣接して配置されたヒートシンクには、一次側整流回路のブリッジダイオードが貼り付けられている |
力率を改善するアクティブPFC回路のコイル | PFCコントローラが実装されている制御基板と、すぐ隣に実装されていたリレースイッチ |
PFC回路やスイッチング回路のMOSFETを放熱している横長のヒートシンク |
脈流を安定した直流に変換している一次側の平滑回路。耐圧400V/105℃対応のニチコン製コンデンサが実装されている |
LLC回路のハーフブリッジMOSFETが取り付けられているヒートシンク。その後方にはLLC回路の制御基板が搭載されている |
実際に使う値に近い電圧へと変換するメイントランス。やや後方寄りに搭載されている |
スタンバイ用の5VSB回路とそのトランス | 信号サンプリング用のサブトランス |
パルス状の電力を再度直流に変換する二次側の平滑回路から、DC-DCコンバータにかけてのエリア |
冷却用に組み込まれていた140mm径の流体軸受ファン「NR140P」 |