エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1271
2023.03.31 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
続いて、サイドパネルやトップパネルを外して「ELSA GALUDA G5-ND G450E」の構成パーツを確認していこう。
「Torrent Nano White TG Clear Tint」の小型筐体に、どのようなパーツが詰め込まれているのか確認していこう |
「ELSA GALUDA G5-ND G450E」に実装されているCPUは、Pコアが8コア/16スレッド、Eコアが8コア/8スレッドのCore i7-13700Kで、その冷却にはNoctuaの巨大ファンレスCPUクーラー「NH-P1」が使用されている。
分厚いフィンとφ6mmのヒートパイプで構成された「NH-P1」。電力で駆動させる可動部品が一切ないため“絶対に故障しない”というメリットもある |
さらにPCケースのリア部分には超硬質インペラを採用し、風量と静音性のバランスが良いNoctua「NF-A12x25 chromax.black」(回転数450~2,000rpm/風量最大102.1m³/h/静圧最大2.34mmH2O/最大騒音22.6dBA)が増設され、フロントからリアに抜ける直進的なエアフローによってCPUクーラーを冷やすことで、CPUの温度上昇を防ぐことができるよう設計されている。
リアにはNoctua「NF-A12x25 chromax.black」が増設されている |
フロントの「Dynamic GP-18」で外気を取り込み、リアの「NF-A12x25 chromax.black」で暖気を排出することでCPUクーラーを効率に冷やすことができる |
グラフィックスカードには、NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ最上位のGeForce RTX 4090を採用する「INNO3D GEFORCE RTX 4090 ICHILL X3」を搭載。16,384基のCUDAコアと、GDDR6X 24GBの大容量ビデオメモリを備え、現行最高クラスのゲーミング性能に加え、クリエイティブな作業でも大いに力を発揮してくれる。
また巨大なベイパーチャンバーベースや、合計9本のヒートパイプ、表面積約900万mm2の大型ヒートシンクと、3基のファンを組み合わせたオリジナルクーラーにより、ブーストクロック2,580MHzのオーバークロック仕様ながら、静音動作を可能にしている。
グラフィックスカード搭載スペースほぼすべてを専有する「INNO3D GEFORCE RTX 4090 ICHILL X3」 |
スリーブ加工の12VHPWRケーブルを使用することでコネクタ部に過度のテンションがかからないようになっている |
マザーボードはLGA1700向け最上位チップセットIntel Z790を採用するMini-ITXマザーボードASRock「Z790M-ITX WiFi」が組み込まれている。電源回路は50A Dr.MOSによる7+1+1+フェーズで、ニチコン製12Kブラックコンデンサや信号損失の少ない8層PCB、高効率な高密度8pinコネクタなど高品質なパーツを採用する。
リアインターフェイスには3系統のネットワーク機能を搭載。さらにUSB Type-Cポートは帯域幅20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2に対応するため2,000MB/sを超えるモバイルストレージを接続できる |
またIntel I226Vによる2.5ギガビットLAN、Intel I219VによるギガビットLAN、Wi-Fi 6Eの3系統のネットワークや、専用ヒートシンクを備えた2基のHyper M.2スロット、最高クロック7,000MHz、最大容量96GBまで対応する2本のDDR5メモリスロット、Nahimic対応のオーディオ回路などを備える。