エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1271
2023.03.31 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
レンダリング系のベンチマークが一段落したところで、ここからはVR関連のテストを進めていこう。まずはSteamが提供するVRゲームプラットフォーム「SteamVR」のパフォーマンスを測定する「SteamVR Perfomance Test」から確認していこう。
「SteamVR Performance Test」スコア |
テスト結果のグラフは常に最高判定の“非常に高い”に張り付いた状態。さらにVRの快適なフレームレートの目安である90fpsを割り込むことは1度もなく、「ELSA GALUDA G5-ND G450E」なら快適な映像で「SteamVR」を楽しむことができる。
続いてFuturemarkのVRベンチマーク「VRMark」のスコアを確認していこう。プリセットはHTC ViveやOculus Rift向けの「Orange Room」、DirectX 12に対応する「Cyan Room」、5Kレンダリング解像度に対応する超重量級の「Blue Room」の3種類を選択している。
「VRMark」では、「Orange Room」と「Blue Room」では109fps、「Cyan Room」では88.90fpsの目標フレームレートが設定されているが、5Kクラスの次世代VR環境を想定した「Blue Room」でも目標フレームレートをタブルスコア以上も上回る。「ELSA GALUDA G5-ND G450E」を使えば、エルザジャパンが最近力を入れている業務用HMDを組み合わせた場合でもストレスなくシステムの開発やテストを行うことができるだろう。
ここからは定番3Dベンチマーク「3DMark」による検証を進めていく。まずはGeForce RTX 40シリーズで大幅に強化されたレイトレーシング性能を計測する「Port Royal」の結果から確認していこう。
3DMarkの中でも重いベンチマークとして知られる「Port Royal」だが、総合スコアは26,000を超える圧巻の結果。フレームレートも120fpsを超えており、WQHD解像度までならレイトレーシングを使用するゲームでも高リフレッシュレートな環境でゲームを楽しめる。
続いてDirectX 12 Ultimateに対応した最新ベンチマーク「Speed Way」の結果を確認していこう。
「Port Royal」に比べるとやや低下しているものの、それでもフレームレートは100fpsを超え、実際のテスト中の映像もなめらかに再現できていた。「ELSA GALUDA G5-ND G450E」を使えば、最新APIを多用する重量級ゲームでも画質に妥協することなくプレイできる。
続いてAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアを確認していこう。今回はハイエンド構成のゲーミングPCということを考慮して、プリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」を使用している。
「Port Royal」や「Speed Way」に比べると軽めのベンチマークということもあり、WQHD解像度の「Time Spy」で総合スコアは約32,000、フレームレートはGraphics test 2でも200fpsを超えている。さらに4K解像度の「Time Spy Extreme」でもフレームレートは120fpsに迫ることから、最近対応モデルが増えている4K/144Hzの高リフレッシュレート液晶ディスプレイとの組み合わせでもその能力を引き出すことができる。
「3DMark」のラストは、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアをチェックしていこう。こちらもハイエンド環境ということを考慮して、「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。
DirectX 12に比べるとややGeForce RTX 40シリーズが苦手にしているテストだが、4K解像度の「Fire Strike Ultra」でもGraphics test 1は約137fps、Graphics test 2でも約90fpsで、マルチプレイでも全く不安はなし。さらにフルHD解像度の「Fire Strike」では350fpsに迫るフレームレートを計測しており、360Hzや390Hzなどの超高速な液晶ディスプレイとの組み合わせがオススメだ。