ケーブルマネジメント機構

ここからは右側面側からマザーボードトレイ背面を中心に、ケーブルマネジメント機構をチェックしよう。出荷時より既に多くのケーブルが配線済みのMEG PROSPECT 700Rは、予め2本のケーブルガイドを左右に装備。各々にはMSIロゴ入りの面ファスナーが備わり、決められた配線ルートを軸にケーブルマネジメントを行う考えだ。

またマザーボードの隣にはケーブルカバーが装着済みで、ケーブルの往来をスムーズかつスマートに行う事が可能。カバー裏面の広いスペースは、行き場に困ったケーブルの置き場としても利用できそう。付属品の「Back cable cover」も駆使すれば、右サイドパネルの開閉に支障なく多くのケーブルを収める事ができるはずだ。

標準装備のカバーにより設けられた段差は約20mm。この隙間を利用することで、主要なケーブル類の裏配線を容易にし、左側面からのケーブルの露出を最低限に抑えることができる

メインのケーブルガイドには3本の面ファスナーを使い、出荷時より多くのケーブルが整理整頓されていた	MSIロゴ入り面ファスナーは縦列に3つ標準装備

右手に見えるのが2本目のケーブルガイド。主にATX補助電源ケーブルを一直線に上部へ配線するのに便利	ATX補助電源ケーブルや増設ファンのケーブル類に都合がいい上部のスルーホールは2箇所

ボトムカバー付け根部のグロメット付きスルーホール。とは言え、最も後方の穴は電源ユニットの天板に塞がれてしまい、使用できなかった	CPUソケット付近の裏配線スペースは実測で35mm強。大型PCケースの恩恵を感じさせる

付属の「Back cable cover」を右側面前方にネジ留めすれば、このエリアのケーブルを隠す事が可能。正式な用途をMSIに確認したところ、開放状態で右側面の状態をアピールしたい場合に有効だという(特に海外でのニーズが多いとか)

MSI「MEG PROSPECT 700R」の付属品総点検

ここでは付属品一式をご紹介しよう。いわゆるアクセサリーBOX(茶箱)は四角形のBOXと長方形のBOXの2つを同梱。前者にはグラフィックスカードを垂直マウントできる「Vertical graphics card holder kit」、後者には「Back cable cover」など、マザーボードトレイ右エリアの交換パーツが収納されている。

また組み込みに必要なネジ類は種類別に個包装されている。マニュアルの冒頭にはイラスト入りで個別名称と同梱数が記されているので、お目当てのネジを簡単に引き当てる事ができるだろう。ここでは各パーツ名と共にカッコ内では同梱数を表記。また一部マニュアルには記載されていないパーツも掲載している。なおマニュアルは外装パッケージにあるQRコードより、データを読み取る方式で、ペーパーによる同梱品は省略されている。

冷却ファン用分岐ケーブル(x1)	Cable ties(x6)

L-shaped Screwdriver(x1)	Screw M3 5mm(x29)

Screw #6-32 5mm(x6)	Screw #6-32 6mm(x8)

Screw #6-32 6mm(x2)	Screw #6-32 6mm(x3)

Screw #6-32 7.5mm(x8)	Vertical graphics card holder kit(x1)

Back cable cover(x1)	E-ATX motherboard bracket(x1)