エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1279
2023.04.24 更新
文:編集部:池西 樹・絵踏 一/撮影:pepe
MSI「G27CQ4 E2」 市場想定売価税込41,500円前後(2023年3月23日発売) 製品情報(MSI) |
今回主役として取り上げるのは、コストパフォーマンス重視のMSIゲーミング液晶ブランド「G」シリーズから登場した「G27CQ4 E2」だ。その最大の魅力とは、執筆時点での実売価格37,800円前後の手頃な価格帯ながら、ゲーミング標準を上回る“お値段以上”なスペックが手に入る点だろう。
簡単に主要な仕様を列挙すると、画面サイズは27型で解像度はWQHD(2,560×1,440ドット)、リフレッシュレートは最大170Hz(オーバークロック時)、応答速度1msと言ったところ。ディスプレイ同期技術はAMD FreeSync Premiumをサポートしており、ティアリングやスタッタリングのない滑らかなゲームプレイが楽しめる。
また、3辺狭額縁の液晶パネルは高コントラストなVA方式を採用。コントラスト比は3,000:1、最大輝度は250cd/㎡、HDR表示にも対応している。
そしてMSIお得意の曲面パネルを採用している点もトピックだ。画面が曲率1,500Rで湾曲しており、首や視線を動かさずに画面全体を視野に収めることができる。
そのほか、暗いシーンの視認性を向上させる「ナイトビジョン」に加え、チラつきを抑えて目の疲労を軽減する「アンチフリッカー」、「ブルーライトカット」のようなアイケア機能も搭載。画面入力はDisplayPort 1.2a×1、HDMI 2.0b×2の3系統を備え、ジョイスティックで切り替えつつ複数機器の共有ディスプレイとして使用できる。
コストパフォーマンスモデルらしく飾り気こそ少ないが、ミドルゲーマーに要求されるポイントはしっかりカバーされている印象だ。
「G27CQ4 E2」の概要を把握したところで、ここからは各種機能を紹介していこう。「G27CQ4 E2」では、フルHD解像度の約1.8倍の情報量を表示できるWQHD解像度に対応するため、ゲームではより高精細な表示が可能。またデスクトップが広く使える分、複数の画像・ウィンドウを同時に開くオフィスワークや動画編集などの処理も快適に行うことができる。
画面の両端が内側に湾曲しているため、フラットパネルに比べて視線の移動を抑えることができる |
さらに曲率1500Rの湾曲パネルにより、画面の端を見る場合でも視線の移動を抑えることができる。これにより、長時間作業による疲労を軽減できる他、動画やゲームプレイ中により集中できるというメリットもある。