エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1279
2023.04.24 更新
文:編集部:池西 樹・絵踏 一/撮影:pepe
搭載機能を把握したところで、ここからは画像による外観チェックを進めていこう。液晶パネルは曲率1,500R、視野角178°(水平/垂直)のVA方式で、上、左、右のフレーム幅を1.2mmに抑えた3辺狭額縁デザインを採用している。左右に並べて設置した場合でもディスプレイ間の継ぎ目が気にならないこと、さらに視野角も広いことから、複数台購入してマルチディスプレイ環境を構築するのもオススメだ。
液晶パネルは曲率1500RのVAパネルで、フレーム幅は上、左、右が1.2mm、下が26mm、非表示エリアは上、左、右が6mm、下が1.2mmの3辺狭額縁デザインを採用する |
続いて液晶背面部を確認すると、中央上部にはMSIおなじみの「ドラゴンエンブレム」が飾られ、左下に「OSD」メニューを直感的に操作できる「Naviキー」を配置。またディスプレイアームを取り付けるための100×100mmピッチVESAマウンタが用意されている。
「ドラゴンエンブレム」と「Naviキー」を備えたMSI製液晶ディスプレイおなじみのデザイン。右下には盗難防止用のKensingtonロックも用意されている |
上から確認すると、背面部のカバーは要所が絞り込まれているため、かなりスリムになっていることがわかる |
インターフェイスはヘッドホン出力×1、HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1を備え、DisplayPort 1.2aならWQHD/170Hz、HDMIでもWQHD/144Hzまでの映像入力が可能。「OSD」メニューでは、入力インターフェイスの切り替えができるため、PCとコンシューマゲーム機など複数のデバイスを同時に接続して、切り替えて使用することができる。
インターフェイスや電源コネクタは背面の中央下部にまとめて配置されている |
スタンドの調整機能は-5~20°チルト調整のみのシンプルな構造。湾曲ディスプレイのためピボットを使用することはないと思うが、スイベルや高さ調整の機能が欲しい場合は100×100mmピッチのVESAマウンタに対応するディスプレイアームやディスプレイスタンドの導入を検討するといいだろう。
チルト(上下角度調節)は-5~20°の範囲で調整が可能。なお高さの調整ができないため、マルチディスプレイを構築する場合は同一機種で揃えたほうがいいだろう |
続いて設置スペースを確認しておこう。「G27CQ4 E2」の外形寸法は幅606.4mm、高さ438.5mm、奥行き289.4mmで、設置するデスクは奥行きに余裕があるものを選びたい。なお公称重量は約5.56kgと27型クラスの製品としては標準的で、設置や移動に苦労することはないだろう。