エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1281
2023.04.28 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは「Dark Power 13 1000W」を実際にシステムに組み込み、各種ストレステストを使用した実動セッションに移っていこう。検証用CPUには、16コア32スレッドかつTDP170WのRyzen 9 7950X、グラフィックスカードにはオーバークロック仕様のGeForce RTX 4080を搭載した「ASUS TUF Gaming GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X OC Edition」を用意。AMDベースのウルトラハイエンド環境で負荷をかけ、その際の挙動を確かめることにした。
なお検証にあたっては、「Overclocking Key」を使用して+12Vをシングルレーン動作に設定。ATX電源コネクタとCPU補助電源コネクタ、12VHPWRコネクタの3箇所にマルチメーターを接触させ、システムの主要パーツに用いられる+12Vの挙動を直接計測している。
16コア32スレッドのハイエンドCPUであるRyzen 9 7950Xを搭載。メモリはAMD EXPOにより6,000MHzで動作させている |
3.65スロット占有の超大型クーラーがトレードマークの「ASUS TUF Gaming GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X OC Edition」を合わせて組み込んでいる |
「GPU-Z」でグラフィックスカードの動作状況をチェック。公称クロックは最大2,595MHzのところ、フルロード時は最大2,865MHzまでクロックが上昇していた |
Power Limitは定格の110%にあたる最大352Wに引き上げられている |
マザーボードはAMD X670Eを搭載するASRock「X670E Taichi Carrara」を用意。24+2+1フェーズ構成の大規模な電源回路を備えるほか、大理石調の特別な意匠が施されている |
12Vの変動を計測するため、USB接続に対応する三和電気計器製デジタルマルチメータ「PC20」を使用している |
「PC20」による計測値は、同社のデータ取り込みソフト「PC Link 7」を使用してログを取得した |