エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1282
2023.04.30 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」からだ。「グラフィックス設定」は“最高品質”で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、2,560×1,440ドット(WQHD)、3,840×2,160ドット(4K)の3種類で計測を行った。
フルHD解像度やWQHD解像度では、最高判定“非常に快適”の目安となる15,000ポイントを大きく上回る良好なスコア。また4K解像度ではWQHD解像度からスコアが半減するものの、それでも判定は上から2番目の“とても快適”を獲得しており、マルチプレイでも最高画質で快適にゲームをプレイできるだろう。
スクウェア・エニックスの大作RPG「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークテストをチェックしていこう。「グラフィックス設定」は“高品質”で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行った。
RPGとしては非常に重いゲームとして知られている「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」だが、WQHD解像度までならこちらも最高判定の“非常に快適”を獲得。ただし、4K解像度ではスコアがガクッと落ち込み判定も“快適”に留まることから、4K解像度で遊ぶ場合には超解像技術DLSSの使用を検討するといいだろう。なお「FINAL FANTASY」系のベンチマークでもOC modeによる効果はほぼ誤差の範囲で、実ゲームでも過度の期待は禁物だ。
人気タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマーク結果を確認しておこう。「総合品質」は“最高”を選択し、APIはVulkan、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行った。
元々非常に負荷の軽いゲームということもあり、こちらは4K解像度でも約490fpsという圧倒的なフレームレートを叩き出している。「ASUS Dual GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X」で、「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」を遊ぶ場合には、どの解像度でもできる限り高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを用意したい。
同じタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「総合品質」は“最高”を選択し、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行った。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」に比べるとだいぶ負荷が高いテストのためフレームレートは低下しているが、WQHD以下の解像度なら200Hzクラスの超高リフレッシュレートな液晶ディスプレイでも十分な性能を発揮する。また4K解像度でも100fpsに迫るフレームレートのため、一般的な4K液晶ディスプレイなら性能が足りなくなることはないだろう。