エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1288
2023.05.19 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
オーディオ回路のメインチップには、メインストリーム向けモデルの定番になっているRealtek ALC897を搭載。7.1ch HDオーディオに対応したサウンドチップで、高品質な音響用コンデンサ、ノイズ干渉を防ぐ分離基板といった設計を組み合わせている。また、サウンドユーティリティの「Nahimic Audio」に対応しているのもトピックで、各種イコライズ設定やゲームプレイ時の音の方向を視覚的に表示する「サウンドトラッカー」などの機能が利用可能だ。
Realtek ALC897チップや音響コンデンサを採用した。7.1ch対応のオーディオ回路 |
オーディオ回路はノイズ干渉を防ぐため、基板レベルでメインエリアから分離されている |
バックパネルインターフェイスは、エントリークラスの製品とあってシンプルな構成。その一方で低価格モデルでは省略されがちな一体型I/Oパネルが採用されている。
ミドルクラス以上ではすっかり定番になっている一体型I/Oパネル。マザーボードにポールでしっかり固定されており、パネルを紛失する心配がいらない |
ネットワークはRealtek 8111HによるギガビットLANを搭載し、Wi-Fiモジュール増設時のためのアンテナホールも完備。USBポートはUSB 3.2 Gen1 Type-C×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×3、USB 2.0×4を備え、(高速ポートこそないものの)一般的な用途には過不足ないポート構成だろう。
最先端の高速ポートはともかく、普段使いで不自由ない構成の各種ポートが揃ったバックパネル。左隅に実装されているのが「BIOS Flashback」用のボタンだ |
そのほか、画面出力はDisplayPort 1.4×1とHDMI×1の2系統、電源ユニットとUSBメモリのみでBIOSアップデートが可能な「BIOS Flashback」ボタンも搭載している。