「240-280mm Liquid Cooler」設定のCPU温度計測

「Air Cooling」では余裕を持ってCore i7-13700を冷やすことができた「K4」。続いて「240-280mm Liquid Cooler」に設定した状態でのパフォーマンスをチェックしていこう。

「OCCT 11.0.23」のPackage Powerは、テスト開始直後約1分間が約210W、その後も約190Wで、「Air Cooling」からはそれぞれ約45Wと、約65W増加している。その分CPU温度も85～90℃まで上昇しているが、Core i7-13700の限界温度である100℃まではまだ余裕がある。

また「CINEBENCH R23」でも、Package Powerの推移は「OCCT 11.0.23」とほぼ同じ。CPU温度については「CINEBENCH R23」の方がより負荷が高いため95℃前後まで上昇しているが、こちらも限界温度である100℃に達するシーンは一度もなかった。この結果を見る限り、「K4」を使えばCore i7-13700のパフォーマンスを最大限に引き出すことができるようだ。

「240-280mm Liquid Cooler」設定時の冷却ファン回転数と騒音値

高負荷時のファン回転数はいずれも1,650rpm前後でフル回転している。騒音値は43dBA前後で、オープンフレームケースではファンの風切り音は確実に聞こえるものの、ファンのサイズが大きく、低音が中心ということで、数値ほど耳障りに感じることはなかった。