エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1293
2023.05.27 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
ここからは、実際に「PRO DP180 13TC-025JP」を起動し、実力をチェックしていこう。CPUのCore i7-13700Fは、IntelデフォルトパワーリミットのPL1(長期電力リミット)65W、PL2(短期電力制限リミット)219Wに設定。オールコア負荷時はPコアが3.7GHz前後、Eコアが2.6GHz前後で動作している。
Pコア16スレッド、Eコア8スレッドの24スレッドで動作 |
Core i7-13700Fは、最新の第13世代Intel Coreプロセッサだ。合計24MBのL2キャッシュと、30MBのスマートキャッシュを搭載 | マザーボードは、Intel H610チップセットを搭載していた |
メモリはDDR4-3200動作で、8GB×2を搭載する | 評価機のGeForce RTX 3060グラフィックスカードは、オーバークロック仕様 |
評価機に搭載されていた容量1TBのNVMe M.2 SSDは、PCI Express 4.0(x4)接続に対応する SAMSUNG「PM9B1」だった | シーケンシャルリードは3,500MB/s、同ライトは2,900MB/sを発揮した |
2,402Mbpsでリンクする最新無線LAN規格のWi-Fi 6と、2,500Mbpsでリンクする有線LANを備えている |
スペックを改めて確認したあとは、「PRO DP180 13TC-025JP」で使いたいMSI独自ユーティリティを確認していこう。ひとつはPC自作でもおなじみの「MSI Center」だ。PCの状態を確認できるハードウェアモニターに、独自の「MSI AI ENGINE」を使って、アプリケーションの優先順位を自動で調整する「Smart Priority」、ディスプレイの発色調節を行う「True Color」機能などが備わっている。
複数の機能を備える「MSI Center」 |
ディスクのクリーンアップや、メモリ領域の開放、SSDの健康状態を確認できる「System Diagnosis」 |
アプリケーションの優先順位を自動で調整する「Smart Priority」 |
ディスプレイの発色調節機能の「True Color」 |
リカバリディスクを作成できる「MSI Recovery」 |
そしてもうひとつがスマホといたって簡単に連携させられる「MSI Cloud Center」になる。PC内のデータをスマホで確認したり、スマホのバックアップを行ったりできるので是非導入したい。また、複数のユーザーを登録できるので、家族でPC内の写真や動画を共有するのも簡単に行える。
「MSI Cloud Center」 |
「アカウント」からは、ストレージの使用量など、アカウントの状態を確認できる |
スマホでQRコードを読み込んで、簡単にログインできる |
ストレージの使用容量を確認できる |
「設定」からは、Windows起動時に起ち上げることや、ブートデータを保管するフォルダーなどを設定できる |
PC内のファイルにネットワーク経由でアクセスできる点が便利だ |