エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1293
2023.05.27 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
ビジネス向けデスクトップPCだが、カジュアルゲーミングを十分に楽しめるGeForce RTX 3060グラフィックスカードを搭載する「PRO DP180 13TC-025JP」。ここからは、軽くゲーミングパフォーマンスをみていこう。まずは定番3Dベンチマークの「3DMark」から実行していく。
DirectX 12ベースのテスト「Time Spy」では、テスト解像度がフルHDを超えるとあって、スコアはWQHD解像度「Time Spy」でも10,000スコアに届かず、テスト中のフレームレートは40fps台となっていた。GeForce RTX 3060は、フルHD解像度をターゲットにしているのでやむを得ないところだ。
続けて、DirectX 11ベースのテストになる「Fire Strike」で確認していこう。実行解像度がフルHDになる「Fire Strike」では、20,000に迫るスコアで、フレームレートも60fpsを余裕で超えていた。「Time Spy」と同じく、WQHD、4K解像度でテストされる「Fire Strike Extreme」と「Fire Strike Ultra」のスコアは低いが、フルHDゲーミングなら、十分に楽しめる結果だ。
ここからはゲームタイトルを使って確認していこう。1本目は、定番eスポーツタイトルのファーストパーソンシューティングゲーム(FPS)「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」で確認していこう。解像度はフルHDで、グラフィックス設定は「最高」プリセットを選び、「レンダリングのスケーリング」は、デフォルトの「50」%に加えて、「100」%に設定している。フレームレートはゲーム内ベンチマークを利用し、avg(平均)と、min(最小)を抽出している。
ライト級ゲームとあって、最高画質、レンダリングスケール100%の設定でも、144Hzなどの高リフレッシュレート駆動ゲーミング液晶ディスプレイの性能を最大限に引き出せるフレームレートになっている。
次は「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマークだ。解像度はフルHDで、グラフィックス設定は「最高品質」で実行している。
スコアはフルHD解像度で、“非常に快適”指標となる15,000を余裕で超え、ベンチマーク中の平均フレームレートも136.74fpsを記録している。敵味方のエフェクトが飛び交う、大規模バトルコンテンツも快適に楽しめるだろう。なお、WQHD解像度では、“非常に快適”指標にこそ届いていないが、平均フレームレートは89.18fpsだったので、十分プレイできる。
最後はレイトレーシングに対応し、GPU負荷の高い「BIOHAZARD RE:4」で確認していこう。解像度はフルHDで、グラフィックス設定はプリセットの「限界突破」、「限界突破」からレイトレーシング機能をオフにした状態、さらに比較的負荷が低い「画質品質重視」で試した。フレームレートは、冒頭の村中を一定ルート移動した際を「CapFrameX」で記録し、avg(平均)とmin1%(1パーセンタイル点)を抽出した。
最高画質かつレイトレーシングを効かせると、平均1パーセンタイル点ともに60fps超えは厳しかったが、「画質品質重視」プリセットなら平均84.5fps、1パーセンタイル点68.7fpsと、カクつくクシーン少なくプレイを楽しめるフレームレートになっている。
「PRO DP180 13TC-025JP」は、ゲーミングPCではないが、GeForce RTX 3060を活かして、ゲームを楽しむこともできるのがわかる。