エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1302
2023.06.23 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、画質設定はできる限り高品質になるように設定し、144Hzのフレームレート制限は解除している。また解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測にはCapFremeXを使用している。
スコアの傾向は「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」に近く、4K解像度でも100fpsを超え、一般的な60Hzの液晶ディスプレイなら快適に動作する。またWQHD解像度なら約180fps、フルHDでは約245fpsを記録し、解像度を抑えてリフレッシュレートを追求するような使い方にも向いている。
アクションRPG「アサシン クリード ヴァルハラ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は“最高”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
レイトレーシングに非対応ながら重量級ゲームとして知られている「アサシン クリード ヴァルハラ」。4K解像度のフレームレートは55fpsに留まり、場合によっては画質を調整したほうがいいだろう。しかしWQHD解像度なら100fps、フルHD解像度なら130fpsを超え、NVIDIAの言う通りフルHD解像度なら重量級のゲームも高画質・高リフレッシュレートな環境で楽しめる。
またここまでラスタライズ系のゲーム性能をチェックしてきたが、OC modeによるフレームレートの上昇はごくわずか。標準設定のDefault modeのままで運用してもその違いを感じることはないだろう。
「Far Cry」シリーズの最新作「Far Cry 6」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、「画質」は“最高”、「DXR反射」と「DXRシャドウ」は“オン”にして計測を行った。
レイトレーシングに対応するゲームということで、4K解像度では40fps前半に留まり、ある程度の画質調整は必要になる。ただし、WQHD解像度では80fps後半、フルHD解像度では110fpsを超えるフレームレートを記録しており、「アサシン クリード ヴァルハラ」同様、フルHD解像度なら高画質・高リフレッシュレートなディスプレイも視野に入ってくる。
続いてレイトレーシングに対応する重量級オープンワールド型アクションゲーム「Watch Dogs Legion」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類、「グラフィック品質」は“最大”、「レイトレの反射効果」は“最大”、「DLSS」は“バランス”を選択している。
フルHD解像度なら約90fps、WQHD解像度でも70fpsで、DLSSを併用すれば動作には全く問題なし。ただし、4K解像度ではDLSSを有効にしてもフレームレートは43fps止まりで、GeForce RTX 4060 Tiにはやや荷が重い印象だ。