エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1303
2023.06.25 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
そして今回、編集部がCOMPUTEX TAIPEIのNoctuaブースから持ち帰ったのは「NM-AMB12」「NM-AMB15」の2種類。例の一覧表を見ると、Noctuaの代表作となる主要製品がフォローされている。
そこで歴代ほぼすべてのモデルが編集部の機材置き場にある中から初代「NH-D15」と「NH-U12A」を用意し、テストセッションでは温度計測を実施する。まずはその前に手元にある、Offset AM5 Mounting Barのゲンブツをご覧頂こう。
NM-AMB12は取り付けピッチは83mmのCPUクーラー向けのMounting Barで、対応製品はNH-C12P、NH-C12P SE14、NH-C14、NH-C14S、NH-D14、NH-D14 SE2011、NH-D15(chromax.black)、NH-D15 SE-AM4、NH-D15S(chromax.black)、NH-D9L、NH-L12、NH-L9x65、NH-L9x65 SE-AM4、NH-P1。なお今さらながら、Offset AM5 Mounting BarはSocket AM4でも利用できる事は付け加えておこう。
Noctua「NM-AMB12」 製品情報(Noctua) |
マザーボード(ASRock「B650E Steel Legend WiFi」)への取り付けイメージ。メタル製プレートには「NORTH」「SOUTH」および「CPU↓」「CPU↑」が刻印されている |
NM-AMB15は、取り付けピッチ73mmのCPUクーラー向けのMounting Barで、対応製品はNH-U12A(chromax.black)、NH-U12S(chromax.black)、NH-U12S SE-AM4、NH-U12S redux、NH-U14S、NH-U9S(chromax.black)。
Noctua「NM-AMB15」 製品情報(Noctua) |
マザーボード(ASRock「B650E Steel Legend WiFi」)への取り付けイメージ。メタル製プレートには「CPU→」「CPU←」が刻印されている |
あらためて搭載イメージを別角度から見ていこう。Noctua製品の愛用者ならお馴染みの台座だが、メタル製プレートには7mmオフセット用と通常ポジション、計2つのネジ穴が設けられている。つまりOffset AM5 Mounting Barは、2つの設置スタイルが選択できる兼用プレートというワケだ。
Offset AM5 Mounting Barのキット内容は、メタル製プレートのセットのみで、スペーサーやネジ類は、あくまでもCPUクーラー付属のリテンションキットがベースになってくる。なお組込に特別な変更はなく、Offset AM5 Mounting Barにはマニュアルすら付属していない。
左側のみ7mmオフセット穴を使った搭載イメージ。受熱ベースを密着させるバネネジの固定位置が画像下側にずれている様子がよく分かる。これによりRyzen 7000シリーズのホットスポットにCPUクーラーのセンターを合わせる事ができる |
なお詳しい搭載方法については、Noctua公式YouTubeチャンネルの動画(Noctua SecuFirm2 AMD AM5/AM4 offset mounting installation)をご確認頂きたい。