エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1305
2023.06.30 更新
文:撮影・藤田 忠
MSI「GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G」(市場想定売価税込109,800円前後) 製品情報(MSI) |
従来比最大2倍近いゲーム性能をより省電力で実現するNVIDIA GeForce RTX 40シリーズのアッパーミドルに位置するGeForce RTX 4070。うれしいことに、4月の発売から、3カ月で10,000円近く値下がりし、魅力がアップしている。そんなGeForce RTX 4070を搭載するMSI「GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G」で、発売以来話題となっているハックアンドスラッシュ系アクションRPGの「ディアブロ IV」を遊んでみることにした。
「ディアブロ IV」のGPU負荷は高くなく、解像度1,920×1,080ドットなら旧世代GPUでプレイを楽しめる。しかし、次々と襲いかかってくる敵を、血しぶきに変えてゆく、美しくも残酷なダークファンタジー世界に浸るなら、高解像度かつ最高画質でのプレイを目指したいところ。今回選んだ、「GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G」なら、そんなプレイを狙える訳だ。
「GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G」は、「TORX FAN 5.0」や「コアパイプ」などで構成されているトリプルファンクーラー「TRI FROZR 3」を搭載しているハイパフォーマンスゲーミングモデルになる。クーラーの厚さは、比較的扱いやすい2.6スロットで、補助電源コネクタには12+4pin仕様の12VHPWRを採用している。また、VGAクーラーにはRGB LEDギミックが搭載されている。
製品が大きくデザインされたパッケージ。裏面には特徴とともにVGAクーラーがデザインされている |
「GAMING TRIO」がデザインされたグラフィックスカードホルダーが付属 | 8pinコネクタ×2から、12VHPWRコネクタに変換するケーブルが付属する |
主なスペックはCUDAコア数5,888基、ブーストクロックは2,610MHzで、MSI「MSI Center」の「User Scenario」で「Extreme Performance」を選ぶことで2,625MHzに引き上げることができる。メモリスピード21Gbps、メモリバス幅192bit、ビデオメモリはGDDR6X 12GB。バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x16)、出力インターフェイスはHDMI 2.1a×1、DisplayPort 1.4a×3で、4画面出力に対応する。