エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1305
2023.06.30 更新
文:撮影・藤田 忠
定番ベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはレイトレーシングのほか、メッシュシェーダーや、可変レートシェーディングなどの機能を備えた最新API DirectX 12 Ultimateを使用した「Speed Way」だ。
最新技術を用いたGPU負荷が非常に高いテストプリセットだけあって、総合スコアは4,576、フレームレートは45.76fpsとなっている。とは言え、テスト中の映像は滑らかだった。
続いては主流になっているAPI DirectX 12を使用する「Time Spy」を実行していこう。テストプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
GeForce RTX 4070がメインターゲットにしている解像度2,560×1440ドットでテストされる「Time Spy」は、総合スコア約18,000、フレームレートはGPU負荷の高いGraphics test 2でも100fpsを超えている。4Kの3,840×2,160ドットでテストされる「Time Spy Extreme」のスコアは、10,000を下回り、フレームレートも50fps台になっている。さすがに4Kゲーミングは厳しい結果だが、GeForce RTX 40シリーズで採用された超解像技術のDLSS 3(DLSS Frame Generation)を爆上げできるので、フレームレート対応ゲームなら大丈夫だ。
最後はAPIにDirect X11を使用する「Fire Strike」を確認しておこう。テストプリセットは、1,920×1,080ドットの「Fire Strike」、2,560×1,440ドットの「Fire Strike Extreme」、3,840×2,160ドットの「Fire Strike Ultra」で計測を行っている。
「Fire Strike」の総合スコアは、40,000まであと一歩、フレームレートはGraphics test 1で200fps台、Graphics test 2でも170fps台を記録した。ターゲット解像度の2,560×1,440ドットで実行される「Fire Strike Extreme」も、スコアは20,000台と優秀。フレームレートもGraphics test 1で100fps台、Graphics test 2で70fps台と、解像度2,560×1,440ドットでのゲーミングを十分楽しめるパフォーマンスを発揮している。