エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1308
2023.07.06 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからはグラフィックス面でのポテンシャルをチェックするため、3Dベンチマーク「3DMark」からDirectX 12対応テストの「Time Spy」を実行する。テストプリセットはWQHD解像度の「Time Spy」と4K解像度の「Time Spy Extreme」を使用した。
WQHDテストの「Time Spy」では総合約13,400のスコアをマークし、フレームレートも80fps以上という有望な結果。重量級のタイトルでもWQHD環境であれば快適にプレイできそうだ。その一方で4K環境の「Time Spy Extreme」では総合スコアが約6,200、フレームレートも40fps以下に留まった。プレイするタイトル次第では4Kプレイは厳しいだろう。
引き続き「3DMark」から、次はDirect X11対応テストの「Fire Strike」を実行。。テストプリセットはフルHDの「Fire Strike」とWQHDの「Fire Strike Extreme」、4Kの「Fire Strike Ultra」をすべて動作させている。
先ほどの「Time Spy」と同様に、WQHDテストの「Fire Strike Extreme」までは動作も非常に滑らかで、85fps以上のフレームレートをマークするなど良好な結果となった。しかし4Kテストの「Fire Strike Ultra」では総合スコアが約7,300、フレームレートもようやく40fps程度という結果に。重量級の処理が要求されるタイトルについては、快適プレイの水準はWQHD解像度までということになりそうだ。
ここからは、実際にゲームプレイを想定したテストに移行。まずはMMORPGの人気タイトルである「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークテストを動作させ、その結果を見ていこう。グラフィックス設定は“最高品質”を選択し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンに設定している。
フルHDはもちろん、WQHD解像度でも“非常に快適”な水準となる15,000ポイントを楽々クリア。フレームレートも平均130fpsオーバーであれば、高リフレッシュレートのゲーミング液晶を組み合わせてもポテンシャルを十分発揮できる。ちなみに4K解像度でも“快適”な水準は満たしており、平均フレームレートも60fps超えをマーク。ただしレイドバトルなど処理が重いシチュエーションについては、快適プレイのラインはWQHD環境までになりそうだ。
次はバトルロイヤル系の人気タイトル「Apex Legend」をプレイし、その快適さをジャッジする。画質設定はできる限り高品質な設定を選択しつつ、フレームレート上限は解除。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
4K解像度でも平均100fpsを上回るフレームレートをマーク、どの環境でも問題なくプレイ可能だろう。もっとも基本的には可能な限りフレームレートを稼ぎたいジャンルのゲームとあって、高性能なディスプレイを組み合わせるならフルHD/WQHD環境がベストになりそうだ。