エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1310
2023.07.10 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
ここからは実際に「Beetle X31」シリーズの1TBモデル「SKHPU3-001T」をPCに接続し、各種ベンチマークテストにてパフォーマンスを検証していこう。接続ポートは帯域幅10GbpsのUSB 3.2 Gen 2 Type-Cで、ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」「CrystalDiskMark 8.0.4」「3DMark」「PCMark 10」「ATTO Disk Benchmark 4.01」を使用している。
1TBモデル「SKHPU3-001T」の「CrystalDiskInfo 9.0.1」の結果。インターフェイスはUASPに対応し、S.M.A.R.TやTRIM機能をサポートする |
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」を使い、基本的なパフォーマンスとシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク |
AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークの結果を確認すると、シーケンシャル読込950MB/s、書込930MB/sで、いずれも帯域幅10GbpsのUSB 3.2 Gen 2接続らしいスコア。またUSB接続のSSDが苦手としているランダムアクセスも読込186MB/s、書込220MB/sで、SATA 3.0接続のSSDに匹敵するパフォーマンスを発揮する。またCompression-Benchmarkは読込・書込とも大きな変動はなく、圧縮率の影響はないようだ。
続いて「CrystalDiskMark 8.0.4」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して計測を行った。
デフォルト (ランダム) | All 0×00 (0Fill) |
「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」でチェックしたシーケンシャルアクセスだけでなく、ランダムアクセスについてもスコアに大きな差はなかった。よって以降のテストは「デフォルト (ランダム)」に絞ってテストを実施することにした。