エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1314
2023.07.20 更新
文:撮影・藤田 忠
PS5に増設したP5 Plus ヒートシンク付き2TBの「CT2000P5PSSD5JP」に、「FINAL FANTASY」シリーズの最新ナンバリングタイトルで90GB以上のストレージ容量を使用する「FINAL FANTASY XVI」をはじめ、「グランツーリスモ7」、「The Last of Us Part I(PS5 リメイク)」、「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」を移動。標準SSDとゲームの起動時間や、ロード時間などをチェックしてみた。
まずは人気となっている「FINAL FANTASY XVI」をプレイしていこう。テストはゲームタイトルが表示するまでの起動時間に、ゲームタイトル画面からのロード、「ゲームを続ける」からのコンティニュー、ファストトラベル(シドの隠れ家→ロストウィング)に要した時間をストップウォッチで計測してみた。標準SSDと「CT2000P5PSSD5JP」で、5回ずつ計測を行い、最も速かった値と遅かった値を除いた数値から平均値を出している。
PS5の拡張M.2 スロットが利用可能になった当初から多くのユーザーが拡張ストレージに使用しているP5 Plusだけあって、ヒートシンクが装着された「CT2000P5PSSD5JP」も動作に不安はなく、ローディング時間も標準内蔵SSDと並んでいる。
「FINAL FANTASY XVI」は、実際に3時間ほどプレイしたが、ムービーや、戦闘シーンにカクつくといったことはなく、プレイを楽しむことができた。
簡単操作(アイテム装備)で、派手なアクションを決められるので、アクションゲームが苦手な人も楽しめる |
つづけて「グランツーリスモ7」、「The Last of Us Part I(PS5 リメイク)」、「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」といったPS5タイトルのローディング時間を確認していこう。ゲームはPS5のホーム画面からのゲーム起動時間と、セーブデータからのロード時間を計測している。なお、「グランツーリスモ7」のロード時間は、「ミュージックラリー 東京エクスプレスウェイ」のスタート時間としている。1回計測するごとに、PS5を再起動。5回計測を行い、最も速かった値と遅かった値を除いた数値から平均値を出している。
「グランツーリスモ7」、「The Last of Us Part I(PS5 リメイク)」の起動時間が、内蔵SSDよりも若干遅くなる傾向がみられたが、セーブデータのロードは並んでいるか、より高速になっている。また、「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」は、誤差の範疇だがP5 Plusヒートシンク付きが高速になっている。
定番NVMe M.2 SSDのひとつで、Micronのオールインハウス仕様になるCrucial P5 Plusに、新たに追加されたヒートシンク付きモデル。取り扱いショップはamazon.co.jpや、パソコン工房といった一部のショップに限られるが、P5 Plusの信頼性はそのままに、PS5の拡張M.2スロットに、ポン付けできるのは魅力的だ。
Crucial「P5 Plus ヒートシンク付き」 2TBモデル「CT2000P5PSSD5JP」/1TBモデル「CT1000P5PSSD5JP」 |
100GBクラスに達するゲームも増えていることから、標準の内蔵SSDだけではあっという間に容量が枯渇しかねない。その点、2TBモデルなら100GBクラスのゲームでも20本近くを余裕で貯め込むことが可能だ。PlayStation VR2を含め、メインのゲーム機がPS5のユーザーには、2TBがベストチョイスと言える。
協力:マイクロンジャパン株式会社