エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1315
2023.07.22 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ドスパラ「GALLERIA ZA9C-R4x 動画配信向けモデル」 基本構成売価税込499,980円 製品情報(ドスパラ) |
YouTubeのような動画配信プラットフォームが充実し、いまや誰でも気軽に配信にチャレンジできる時代になった。特にゲーム配信は人気の高いジャンルであり、自分も好きなゲームで配信の世界にデビューしたいと考えている人は少なくないハズ。
もっともハイレベルなゲーム配信を目指そうとすると、満足いく環境を用意するのは思った以上に大変だ。しっかりフレームレートが稼げる環境でゲームをプレイしながら、コマ落ちせずに配信できるだけのマシンパワーが求められる。そもそもどのくらいのスペックや機能が必要になるか分からない、という人も多いのではないだろうか。
プロ仕様のスペックでの配信を目指す人をターゲットに、快適な配信を可能にする機能を詰め込んだ「GALLERIA」ブランドの“動画配信向けモデル”。7月から全国のドスパラで販売が開始されている |
そうしたニーズに応えるため、ドスパラが新しく「GALLERIA」ブランドから発売したのが、“動画配信向けモデル”と銘打ったデスクトップPCだ。Core i9-13900KFとGeForce RTX 4090を搭載する「GALLERIA ZA9C-R4x」、Core i7-13700KFとGeForce RTX 4070を搭載する「GALLERIA ZA7C-R47」の2機種をラインナップ。いずれも快適な配信や動画編集に特化したハードウェア・スペック構成が採用されている。
ちなみにここで言う“配信向け”とは、単にスペックの高さだけに留まらない。システムのコアになるマザーボードに、ASRockの配信者向けモデル「Z790 LiveMixer」を採用した点はシリーズの大きなトピックだ。
露出させたくなる個性的なデザインと高品質部材を組み合わせたマザーボードだが、最大の特徴は合計23ものUSBポートが使用できる点だろう。複数の配信用デバイスやアクセサリを必要とするストリーマーには最適な環境で、オーディオデバイスや入力デバイス向けの推奨ポートも用意されている。
快適に配信できる性能と、それを支える多数のデバイス接続を可能にする拡張性を兼ね備えたマシンというわけだ。
尖ったデザインと配信者向け機能を融合させた、ASRock「Z790 LiveMixer」をシステムのコアに採用。快適な配信&ゲームプレイの両立を狙い、特別デザインの水冷クーラーやハイエンド構成のパーツを標準で組み込んでいる |
また、CPUクーラーにはヘッドにGALLERIAロゴをデザインした、240mmラジエーター搭載のオールインワン型水冷ユニットDeepCool「LS520」を採用。メモリはDDR5 32GB、ストレージは最大7,300MB/s転送を誇るPCI Express 4.0(x4)対応SSDのSeagate「FireCuda 530 1TB」を標準装備している。クーラーからメモリ、ストレージに至るまで高水準な標準構成を採用しているが、これも長時間の快適かつ安定した配信・ゲームプレイを可能にするためのものだ。
そのほか、電源ユニットは80PLUS GOLD認証取得の1000Wモデルをチョイス。これらを収めるPCケースは、GALLERIAゲーミングマシンのトレードマークとも言える「ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード」だ。