エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1315
2023.07.22 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは、3Dベンチマークの大定番である「3DMark」による検証を進めていく。まずはレイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーといった最新機能を網羅する、DirectX 12 Ultimate対応テストの「Speed Way」を実行。そのスコアを見ていこう。
「Speed Way」のスコアはそのままフレームレートを示しており、重量級のテストながら99.24fpsをマーク。テスト中の映像もコマ落ちなどは一切ない滑らかさで、最新APIを利用した重量級ゲームが相手でも快適なプレイが期待できそうだ。
続いてはDirectX 12に対応する「Time Spy」を動作させる。テストプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を使用した。
無印テストは総合スコアで31,000超えをマーク、テスト中のフレームレートも200fpsを軽々と上回っていた。4Kテストの「Time Spy Extreme」も総合18,000に迫るスコアで、フレームレートも120fps前後という好結果。さすが4K/240Hzや8K/60Hzゲーミングを謳うGeForce RTX 4090搭載マシンらしい、圧巻のラスタライズ性能だ。
「3DMark」系テストの最後は、まだまだ人気タイトルに多いDirect X11環境におけるパフォーマンスをチェックできる「Fire Strike」だ。テストプリセットは「Fire Strike」と「Fire Strike Extreme」、「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを実行した。
一般的にDirectX 12に比べてGeForce RTX 40シリーズが苦戦しやすいとされるDirect X11テストながら、どのプリセットでも驚速のハイスコアをマーク。トップクラスの重量級ゲーム相当かそれ以上の負荷がかかるベンチマークテストにあって、フレームレートは無印テストで300fpsオーバー、WQHDテストのExtremeで200fps前後、4KテストのUltraでも130fps前後に達していた。新旧の重量級タイトルいずれでも最高水準の快適プレイが見込めそうだ。