エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1315
2023.07.22 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは、実際のゲームプレイを想定したテストに移っていこう。まずはMMORPGの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークテストを動作させる。グラフィックス設定は“最高品質”を選択し、解像度は1,920×1,080ドット/2,560×1,440ドット/3,840×2,160ドットの3パターンで実行した。
“非常に快適”な水準を満たす15,000ポイントは、すべての解像度で楽々クリア。ベンチマーク中の平均フレームレートについても、4K解像度ですら180fpsに迫る好結果をマーク。200Hzを超えるゲーミング液晶を組み合わせた場合でも、解像度を問わずポテンシャルを引き出すことが可能だ。
続いてはバトルロイヤル系タイトルでトップクラスの人気を誇る「フォートナイト」をプレイ。レンダリングモードを“DIRECTX 12”かつグラフィックスクオリティを“最高”にした画質重視の設定と、レンダリングモードを“パフォーマンス・低グラフィックス”に設定した競技向けの設定を選択した。解像度は1,920×1,080ドット/2,560×1,440ドット/3,840×2,160ドットの3パターンで、「CapFrameX」を使用してフレームレートを計測している。
可能な限りフレームレートを稼ぎたいタイトルだが、平均150fpsに迫るフルHDなら画質を盛った状態でも問題なし。組み合わせるディスプレイの性能次第では、平均130fpsをマークしているWQHD解像度でも不満のないプレイが可能だろう。
グラフィックスを犠牲にした競技向けモードでは性能が飽和してしまっているが、4K解像度で平均470fpsという驚速性能は頼もしいの一言。最小フレームレートですら170fpsに迫るレベルであり、ほんの僅かな遅延も許容できないユーザーでも満足できるはずだ。
ゲーム系検証のラストは、最新の超解像技術であるDLSS 3に対応したアクションアドベンチャー「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」をプレイする。グラフィックスのプリセットは“非常に高い”を選択し、レイトレーシングを有効化。解像度はこれまで同様に1,920×1,080ドット/2,560×1,440ドット/3,840×2,160ドットの3パターンで、DLSSフレーム作成を有効にした状態でも計測を行っている。
最新技術を利用した重量級タイトルながら、レイトレーシング有効の最高品質でもすべての環境で平均120fpsをクリア。快適そのものな滑らかさで、ウェブ・シューターを駆使したトリックプレイが堪能できる。
さらにDLSSを有効化すると、パフォーマンスが劇的に向上。4K解像度でも平均200fpsを上回るプレイが可能という、DLSS 3の真価が存分に発揮された結果になった。さすがは8Kゲーミングも見据えたGeForce RTX 4090搭載マシンと言ったところだ。