「SPARKLE Intel Arc A750 TITAN OC Edition」の実力をチェック
ここからは「SPARKLE Intel Arc A750 TITAN OC Edition」を実際のPCに組み込み、そのパフォーマンスをチェックしていこう。なおテストPCのCPUには、第13世代Intel CoreプロセッサのハイエンドモデルCore i9-13900Kを使用し、「Resizable BAR」は有効にしてテストを実施している。
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Resizable BARは有効にした状態でチェックを実施。またGPUクロックな2,050MHzになっているが、実際には2,200MHz動作になる
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GPUクロックはアイドル時が1,000MHz、高負荷時は最高2,400MHzまで上昇した
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ベンチマークテスト:3DMark Port Royal
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」のベンチマーク結果を確認していこう。
総合スコアは6,627、Graphics testのフレームレートは30.68fpsで、AMDのRadeon RX 7600や、NVIDIAのGeForce RTX 4060を上回るスコアを記録。実際にテスト中の動画もなめらかに再生できており、WQHD解像度までのシングルプレイであればレイトレーシングを有効にしても快適に動作するだろう。
ベンチマークテスト:3DMark DirectX Raytracing feature test
続いて、シーン全体をレイトレーシングにて描画するより負荷の高い「3DMark DirectX Raytracing feature test」の結果を確認しておこう。
「Port Royal」からほとんどフレームレートに違いはなく、シングルプレイの目安である約30fpsを維持することができている。またRadeon RX 7600に比べると約1.6倍、GeForce RTX 4060との比較でも約10%高いフレームレートを発揮しており、ミドルレンジのグラフィックスカードとしてはレイトレーシング性能はかなり優秀だ。
ベンチマークテスト:3DMark Intel XeSS feature test
Intelの超解像技術XeSSの性能を計測する「Intel XeSS feature test」のスコアも確認しておこう。
XeSS Offに比べてXeSS Onではフレームレートが1.5倍に向上している。AMD FSRやNVIDIA DLSSに比べると数は少ないものの、Intel XeSSに対応しているゲームであれば大幅なパフォーマンスアップが期待できる。