エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1322
2023.08.12 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストの結果を確認していこう。まずは⼈気MMO RPGの最新ベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の解像度で計測を⾏っている。
WQHD解像度やフルHD解像度では最高判定“非常に快適”となる15,000を超え、最高画質で快適にゲームを楽しめる。また4K解像度でも判定は“やや快適”、平均フレームレートも53.1fpsで、重いシーンでも多少の画質調整で快適にプレイができるだろう。
続いて「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
ここまで良好なパフォーマンスを発揮してきた「SPARKLE Intel Arc A750 TITAN OC Edition」だが、フルHD解像度でも5,024ポイント、判定も“やや快適”に留まる。Radeon RX 7600やGeForce RTX 4060に比べると約半分のスコアで、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」についてはあまり最適化に積極的ではないようだ。
タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認しておこう。「API」はVulkan、「総合品質」は“最高”、レンダリングのスケールは100に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」では最高クラスに重い設定で検証を行っているが、4K解像度でも60fpsを上回り、60Hzの標準的なディスプレイであればまったく問題なし。さらにWQHD解像度では147fps、フルHD解像度では221fpsをマークし、高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせたい。
同じタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「総合品質」は“最高”を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
スコアの傾向は「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」に近く、4K解像度でも60Hzの液晶ディスプレイなら動作に全く問題なし。またWQHD解像度以下でゲームをプレイする場合は、やはり高リフレッシュレートなゲーミング液晶ディスプレイを用意したい。