エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1323
2023.08.14 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像による検証が一段落したところで、ここからは「ASUS ExpertCenter PN42」を実際に起動し、各種ベンチマークソフトを使いその性能をチェックしていこう。省電力性能を重視したAtom系の流れをくむ最新CPU「Intel N100」だが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。なお基本スペックをおさらいしておくと、メモリはDDR4-3200 SO-DIMM 4GB、ストレージにはPCI Express 3.0(x4)接続の128GB NVMe M.2 SSDが実装され、OSはWindows 11 Pro 64bit版がプリインストールされている。
高効率コアを4基搭載するIntel N100。Hyper Threadingには非対応のため論理コア数も4基になる |
Power Limitを確認したところ、PL2は25Wとやや高めだが、ファンレスモデルということもありPL1は安定性を重視して既定値通りの6Wに設定されていた |
シングルスレッド処理時は概ね3.0GHz前後、瞬間的には3.4GHzに達することもある | マルチスレッド処理時は1.6GHz前後で推移する |
メモリクロックは3,200MHzで、シングルチャネル動作になる |
製品にはSamsungのDDR4-3200 SO-DIMMメモリ「S08T010219333F5330」(4GB)が実装されていた |
GPUコアは実行ユニット24基のIntel Core UHD Graphics。メモリバス幅は64bitで、GPUクロックは最高750MHz |
SSDはKingstonの組み込み向けモデル「OM8PDP3128B-AB1」を採用。バスインターフェイスはPCI Express 3.0(x4)で、容量は128GB |
転送速度はシーケンシャル読込が約2,100MB/s、書込約600MB/s、ランダム読込が約42,000 IOPS、書込が約68,000 IOPSだった |
制御プログラムはASUSおなじみの「UEFI BIOS Utility」を採用。Advanced Modeのみで、EZ Modeは実装されていないがマウスによる操作にも対応する |